「三角形△ワルツ」-16
…ブブブブ!
「っきゃあ!
やめて、取って!
やめなさい!
凌、助けてっ…!」
「ったく、甘いな、リサコは。
珠子さん、そんなんじゃ、何もしてあげられませんよ。
お仕置きされてる身でその言い方はないでしょう」
「出たー、凌の言葉責め!
おねぃさん、残念だけど凌はもうスイッチ入っちゃったから、あきらめて素直になった方がイイよー」
…分からない。
何を言えばいいの?
ローターの刺激で頭が回らない。
凌まで未知の生物になっちゃったみたい…。
でも実は、いつもの優しい凌はニセモノだったのかな?
あたしの為に、わざと仮面をかぶってた?
そんなの…嫌だよ…
「凌っ…
あたしは凌のこと、大好きだから…っはぁっ!
だからっ、凌がSなら…あたしのこと…、好きにしていいから…んっく!
でも…でも、あたしも凌に触れたいし、キスしたいのっ…!
お願い、早く、手をはずしてっ…!」
あたしのレアな上目使い…効くかな?
早く凌に抱きつきたい。
せつなくて、腰が悶える。
ところが…
「はぁ……
残念です、珠子さん。
別に、いいんですよ、俺は優しい彼氏のままでも。
珠子さんはそっちが好みなんでしょうからね」
「やっ、違うの、凌…あたしは…!」
どうしよう、何がいけないの…?
あたしは、ニセモノの凌なんてイヤなのに…!
凌がSなら、それを受け入れるのに…!
…くぷぷぷ!
「んはあぁんっ!」
「わぁ、タマゴちゃんのナカ、大変なことになってるよ?
凌のちんち○が欲しくて、あたしの指にきゅうきゅう吸い付いてるもんね?
ほらほら、素直になりなって、おねぃさん!
自分でも、薄々気付いてるんでしょお?」
…何?どういうこと?
そんなに掻き回されちゃ考えられない!
「…リサコは黙ってろ」
「…ふわぁーい」
「珠子さん、イったらどうなるか、分かってますよね?
つるっつるに剃りあげて、今日はおしまい、明日からはまた、俺は優しい彼氏に戻ります。
それでいいんですか、珠子さんは」
「…イヤ!
それは…イヤ、ですっ…!
…ひっ、やあぁん!」
…ぐぷぅっ!
「おねぃさん、分かってきたじゃーん!
御褒美に、指二本あげるねっ?」
「やめっ、…やめなさいっ!
やめて、…やめて、くださいぃっ…!
凌っ、イッちゃ、ごめん、なさっ…!」
「珠子さん、いいんですか、それで?
…ほら」
…っ!!
凌が…見たこともないくらい大きくなったモノに、ゴムを付けている。