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「三角形△ワルツ」
【複数プレイ 官能小説】

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「三角形△ワルツ」-20

「珠子さん、珠子さんだから、いいんです。
俺がいじめたくなるのは、好きな人だけなんですよ?
だから、泣かないで?」

…ちゅっ

ベッドの脇に降りた凌が、こめかみにキスしてくれる。
きっと、涙で塩辛い。

「やれやれ、一件落着、だねー」

…ほんと、どうなることかと思った。
剃られるのを回避できたのは、リサコのおかげだし。
凌も気まずそうな顔してる。
でも、なんか忘れて…

「…あ!
あたしのパンツ!」

そうだった、この魔女に切られたんだった!
こんの…クソギャル!

「ご…ごめーん!
今日は、ここに泊まるんでしょ?
じゃあ、明日はノーパンデートで下着買いに行ったらどーかな?
ほら、Mとしての第一歩、なんちゃって」

…無理っ。
それなのに、凌はそれもいいな、なんてつぶやいてる。
自分だって、ブラウスのボタン引きちぎったくせに!

「いいなぁ〜デート!
あたしも早く、ドMカレシ見付けよっと。
ね、それまで、たまにタマゴちゃん貸してねん」

「は!?
さっき、他はいらないって言ってただろ!」

「え〜?
他の"男は"いらないって言ってたよぉ?」

…え。
そーだっけ。

「…ったく、珠子さんは、こういうトコに隙があるんだよなぁ…」

「ちょ、あたし、そんなつもりは…!」

「やったぁー、凌に許可もらったー!
タマゴちゃん、また遊ぼーねー」

「こら、俺は別に…!
ダメですよ、ね!?
珠子さん!!」

…え?え?

「い、いやっ、あのっ、あたしは…
そのっ、凌もいて、三人でなら…いい、かなっ?
Mとして、成長できそうだし…」

「「…ぷっ、あはは」」

…え、なんか変なこと言った、あたし?
サディスト二人に迫られると怖いんですけどー!
でももう、凌の前で冷静なままでいられるわけなんかないよね、好きなんだから!!


 〜終わり〜


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