EP.2「夏休みっていつ?」-8
(こいつ、すっかり男らしくなりやがって。姉ちゃんをドキドキさせんな)
え・・・今、なんて?
(しょうがないから姉ちゃんがしてやる。ほら、手を離して)
言われるがまま握っていた右手を離すと、姉ちゃんが手を伸ばしてきた。
そして、白くて細長い指でそのグロテスクな一物を握る。
あまり強く触られてはいないけど、思わず下半身が強張ってしまった。
(どう?自分の指とは違う感じでしょ)
確かに違うが、どう返事をしても姉ちゃんに笑われる様な気がして、唇を結んで黙っていた。
でも姉ちゃんはそういう反応に対して、やっぱりニヤリとしたのだった。
結局、喋らなくてもこうして笑われるんじゃねえか。
・・・・さっきから完全に遊ばれてるな。
でも普段と同じだ。姉ちゃんにとっては、悪戯してるのと変わらないのかもしれない。
(ほらほら、ずいぶんおっきいおちんちんだねぇ信之介。ちっちゃい頃は、まるでらっきょうみたいだったのに)
力でやる俺とは違って、姉ちゃんは指の腹を使い弱い部分を執拗に責めてくる。
カリ首と竿の境目や、裏筋の辺りをクリクリとなぞりながら、もう片方の手で玉袋を柔らかく揉んでいた。
(あ・・・ほら、分かる?まだむくむくしてるよ)
わざわざ指を止めて、俺自身が更に膨張して体積が大きくなっていくのを見せてくる。
もう今更思ったところで遅いし、どうにもならないと思うが、俺は姉ちゃんをこんなエロい女だと思ってたのか?
ずっと寮生活を頑張ってきたし、友達と過ごす時間は楽しかったから、あまり姉ちゃんの事は考えなかったはずだ。
嫌だ・・・俺は最低じゃないか。果たしてどんな顔で会えばいいんだ。
夏休みなんて来なくていい。今更、もうただの弟として姉ちゃんには会えないよ。
絶対に意識してしまうだろうから・・・・・
(迷ってるの?)
えっ、な、何を?言ってる意味が分からないよ姉ちゃん。
(いきたくなさそうだね。まあ、仕方ないか。だってお前は、私の弟だから)
どうして俺の胸の内が分かるんだ。
違う、そうじゃない。べ・・・別に俺は、姉ちゃんの手で最後までしてもらっても構わない。
(そう?目が泳いでるよ。やったら傷付きそうだけど)
うるさいな、じゃあ姉ちゃんはどうしたいんだよ。さっきから俺をからかってばかりで、何考えてるか分かんねえよ!
(覚悟は出来てるんだね、信之介。後悔はしないんだ)
・・・し、しない。
だから、早くしろ。もう待てないよ。
止まっていた姉ちゃんの指が動き始めた。
根元から扱き上げる様に握り、激しく上下させてくる。
う、あぁ・・・くっ、こ、こんな、やばい、もう出そうだ。