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アドレナMAX!
【アイドル/芸能人 官能小説】

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アドレナMAX!-4

〜〜〜〜〜


そして、撮影の日がやってきた。
早貴はオレと共にスタッフ達に元気に挨拶していた。

「私、頑張ります!」

早くもやる気十分の早貴の頭をぽん、ぽんと優しく撫でる。

「その意気だ。撮影中は笑顔を忘れるなよ」
「はいっ!」
「いい返事だな。はしゃぎすぎて海の中で転んだりするなよ」
「もう、大丈夫ですよ。それよりマネージャーさんこそ、水着とかじろじろ見ないでね」
「お前のなんかで興奮しないから安心しとけ」

早貴はちょっとむっとして唇を尖らせ、肩から体当たりしてきた。
すぐムキになるなんてお前はまだまだ子供だよな。まあ、本当の事なんだから仕方あるまい。
元から高校生に欲情する趣味でもないし、仕事柄そういうのは慣れている。
早貴を下品な目で見た事は無いな。そもそも、マネージャーが商品に手を出すのはいけない。

だがそれは建前というか、実際に手を出してる奴は多い。
オレより後に入ってきた奴がやらかしたという噂を聞いたが、果たして何を考えているのか。

マネージャーとして一番やってはならない罪だ。

「あ、もう行かなきゃ。じゃあ行ってくるねマネージャーさん」
「ああ、頑張れよ」

早貴はスタッフに連れられ更衣室に向かった。
いよいよ、撮影が始まるのだ。こちらも気を引き締めなければ。
具合が悪くなればすぐに休ませなくてはならないし、何が起きてもすぐに対応できる様に構えておかなくてはならない。

最初は夏らしく、爽やかな水色のワンピースを着て撮影に臨む。
カメラマンやスタッフと談笑している早貴は、いつも仕事の合間に見せる様子と同じだった。

しかし、カメラが回ると表情が明るくなり、アイドルとしてのスイッチが入った。
指示に従い両手を広げたり、しゃがんだり、ちょっと走ってみたり、順調に撮影が進んでいる。

「はい、オッケー!」

そしてカットがかかると同時に早貴の肩から、緩やか力に落ちていく。
照りつける日射しのせいで若干汗ばんでいたが、その笑顔は魅力的だった。
すると、早貴がとことことこちらに駆け寄ってきた。

「・・・次、水着なんだ」
「そうか」
「・・・・・・」

何故それをわざわざ伝えに来たんだ。
早貴は何か言いたげに口を開いたままにしながら、オレを見上げている。
そういえばさっき、あんまり見ないでねとか言ってた気がするけど・・・・・

スタッフに呼ばれて、早貴は着替えに向かった。
・・・気のせいだといいのだが、今日はいつもと様子が違うな。
やる前は怖がっていたので、もしかしたらまだ不安なのかもしれない。



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