転校生はカリ太-5
授業が終わり。
「刈野くん!どっちの方向?同じなら一緒に帰ろうか?」
麗美のヤツがカリ太ちんぽに話しかけていやがる。
アイツは男なら誰でもいいのかよ…このヤリマンめ!!
けどな…。
「残念でしたぁ!アタシと帰るんだよな!カリぶ…いや刈野くん!」
アタシは意地悪い笑いを麗美に向けながら二人の間に割って入る。
そんなアタシの言葉にビクビクと頷くカリ太ちんぽ。
「あ…あらっ…そう!!」
余裕をぶっこくフリして笑ってるけど…目は笑えてねーぞ、麗美。
「そーなのよっ!」
ざまーみろだ。
アタシは勝ち誇ったような笑みを麗美のヤツに見せつけてやる。
「判ったわ…また今度ね、刈野くん!あと気をつけてね」
そー言うと麗美のヤツは行っちまいやがった。
「ったく!何に気をつけんだよ」
麗美のその背中に向かってボソッと呟くアタシだが。
今頃…麗美のヤツ、キィィィ――!!ってなってると思うと愉快痛快でたまんねーぜ。
その勝ち誇った顔のままカリ太ちんぽの方に向き直るアタシ。
そんなアタシに再びビクつくカリ太ちんぽ。
「おいっ!いくぞ!」
そのカリ太ちんぽにスクールバックを突き出すアタシ。
「は…はい」
蚊の鳴くような声で返事しながら恭しくアタシのカバンを受け取るカリ太ちんぽ。
今朝、再会した時からこうなる事は決まっていたよーだ。
まぁ運命ってやつだ。
廊下歩くアタシとカリ太ちんぽ。
下校寸前の連中がジロジロ見てくるが…見世物じゃねーつーの。
まぁ…例えツレがカリ太ちんぽでも男と歩いているのを見られるの悪い気分じゃねーがな。
やべ…やらしい事したくなってきちゃった。
でもカリ太ちんぽのヤツ…もう乾いてるみたいだけど、小便漏らしてるしな。
まぁ…言葉責めくらいはしておくか。
そうと決まれば…。
「さっき女子便所入ってどうだった?」
周りに聞こえるか聞こえないかくらいの声で言うとニヤッと笑うアタシ。
「あっ!あわあわっ!」
慌てた顔で本当にアワアワ言ってアタシの言葉を掻き消そうとするカリ太ちんぽ。
おもしれーヤツだ。
「ダメだぞっ…女の子がおしっこしてるトコ覗こうとしたら!」
更に大きな声でまくし立てやると。
違うクラスの名前も知らない女が数名…ギョッとしたように振り向いてきやがる。
「そ…そんなっ!そんなの…」
カリ太ちんぽ…泣きそう声ながらも必死になってアタシの声を掻き消そうと足掻き続けていやがる。
「んなの…なんだよ?」
いやぁぁ…楽しい。
アタシは根も葉もない話をさぞや本当の事のようにカリ太ちんぽを追い詰めてやる。
「そ…そんなの…きょ…興味ありま…せん」
弱々しいながらもキッパリと言いきるカリ太ちんぽ。
「本当だなっ!アタシがおしっこしてるトコ見せてやる!っても見ねーな!」
啖呵をぶちかましてやるアタシ。
アタシならやりかねないと思ったんだろー。
「い…いや…それは…」
急に口籠もりだすカリ太ちんぽ。