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ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
【二次創作 官能小説】

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ラインハット編 その四 ラインハットへの帰還-13

「ちょ、ちょっと辞めてよ。貴方のそんなところ、室内にも関わらず雨が降るわ」
「初めてお前に頭を下げる。俺は奴の生死を確かめたい。どうか、ルーラで導いてくれ……」
「な……、こんなことぐらいで……、貴方ねえ、たかが旧知の人に会うぐらいで軽々しく頭下げないでよ。砦を落とすのとどっちが大変だと思ってるのよ……」
「だが、お前の力を除いて他に方法が無いのだ。俺がこの地を長く離れず、かつ奴の生死を確かめるには、魔法の力を借りねばならない」
「わ、わかったわよ。わかったから頭を上げてよ……」
「そうか……。ありがとう……。ふふ……、だがこれで俺もお前の僕か……」
「なっ……」
「そうだろう? 俺はラインハットの王座に座ることなく貴様に助力を求めたのだ」
「あぁ……、いえ。これはフェアじゃないわ。だから今回は特別に無償で協力してあげる。今回だけだからね」
「? いいのか? こんなチャンス滅多にないぞ?」
「ふふん。貴方が私に跪く様を見れただけでも十分の見返りよ」
 腕を組んで鼻を高くするエマだが、アルベルトは特に気にする様子もない。
「そんなことでよいのならこの軽い頭などいくらでも下げるのだが?」
「やめてよね。貴方は王者なの。だから決してみだりに人に頭を下げては駄目」
「うむ。肝に銘じよう」
「で? 何時行くの? 今からでもいけるわよ?」
「いや、さすがに今日は飲みすぎた。明日、明日にでも頼もうかな?」
「はいはい。それじゃおやすみなさい」
 そう言うとエマは姿を消し、やがてドアがひとりでに開き、バタンと閉じられる。
 アルベルトは、彼女がいつもどこで寝ているのか不思議に思いつつ、残りを一気に煽った。

続く


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