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夏の夜
【初恋 恋愛小説】

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夏の夜-前編--6

「こんな時間に仕事なんだ。3交代制?」
「んー。そんなもんかな?」

なんとなく身内には言いにくい職種なのよね。バーの店員って。
絶対、軽薄なチャラいの想像されそうで。

「写真とかないの?」
「うーるーさーいーなー。追い出すよ」
「あれ?でも、ここ、ねえちゃんがウチ出た時に借りたとこだよね?ヒモ?やるじゃん」
「違うわよっ!」

私の名義になってるけど、家賃は彼が出してくれてるし。
その分、食材とか日用品とかは私が出してるけど。

ああ、どうしよう。
このコ達が寝てからにしようと思ってたから圭さんにまだ連絡いれてない。

「もう。そっちに毛布出してるから、あんた、適当にくるまって寝なさい。智美ちゃんは私と同じ部屋ね」
「えー」
「おひらき、おひらき」

私は強行に片付けを開始した。


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