「性技の練習」-3
「…ほら、目を開けて」
恐る恐る目を開くと、結合する部分までが露わに見て取れる。
「これが“絞り芙蓉”です。女性が上位に立ったまま腰を動かしますが、男だってこうやって…」
そう言うと九木は、舞の耳に舌を入れるとイヤらしく舐め上げた。
「はひぃっ!」
そのくすぐったいような、神経を撫でられるような刺激に舞は躯を震わせた。
「それだけじゃない。両手が自由に使えますから、こんなことも出来るんですよ」
耳へのイタズラだけでは満足できていないのか、九木は空いた両手で舞の乳房と秘芽をいじり上げた。
「やっ…あん。そんなに…したら、もっ…」
躯がピクピクと絶頂へと上り詰めていく。
が、九木は唐突に手を離した。
「まだイカせませんよ」
あんなにも躯を苛ませていた愛撫を止められて、舞は涙目で九木を見つめる。
「言ったでしょう。女性が上位にあるって。主導権は舞さん、貴女が握っているのですから、きちんと動いて男を満足させねば」
さぁ…と促されて舞は腰を上げた。肉棒がゆっくりと胎内から顔を出すが、その緩慢な動きは強い刺激には到底なり得ない。
「…そんなんじゃ、貴女もお客様も満足できませんよ」
九木に窘められるが、舞の脚力は既に限界に近い。
「…次からは、脚の筋肉を鍛える運動も取り入れねばなりませんね」
呆れたように九木は言うと再び腰を下ろすよう舞に指示した。
「仕方ありません。今日は膣内を鍛えることにしましょう」
次に九木が取り出したのは緑と赤のビニールでコーティングされた、細いワイヤーであった。
「まずは、そのまま試しますから膣に力を入れて私を締め付けてみてください」
命じられるまま、舞は胎内にギュッと力を入れる。
「…まだまだですね」
首を横に振った九木は、先程のワイヤーを2本、舞の秘芽に押し当てる。
「ヒィッ!!」
突然、パチッと言う衝撃が舞を襲い舞は躯を強ばらせた。
「電気を流しました。弱い電流ですから人体に問題はありませんよ」
見れば、ワイヤーの先は小さな乾電池に繋がれている。途中に黒いスイッチがあり、これを倒すと電流が流れる仕組みになっているようだった。