「赤い風見鶏」-2
ピチャ、ピチャ…。
始めは舐めるように往復をしていた舞の舌だが、次第に速さを増し時に白濁を吸い上げる。
「いいわぁ。上手よ」
睡蓮の瞳が次第に潤み、肌がしっとりと水分を帯びてきていた。
「そうだ。雌犬みたいに上手に出来た貴女にご褒美をあげるわ」
そう言って舞の髪を掴むと睡蓮は、入口に控えていた海松を呼び寄せた。
「私に奉仕するこの舞のイヤらしい部分を、貴女が舐めて掃除して上げなさい」
襦袢の裾を捲られ、四つん這いに体勢を変えられた舞の脚の間に、更に四つん這いになった海松が入り込んでいる。
「はむっ!はんっ!むぁっ…」
海松に蜜部を舐められる度、舞は腰をビクつかせ声を上げる。
「ほら、奉仕が疎かになっているわよ。…なぁに?感じてるの?あんな幼い子を相手に?」
海松が舐めきれなかった舞の蜜が床に滴り落ちていた。
「舞は雌犬みたいにはしたなく濡らすのね」
睡蓮に蔑まれ、舞は激しく羞恥した。
海松の年の頃は10を少し過ぎたばかり。外の世界ではまだ、中学にも上がっていないだろう。舞が同じ年だった頃は性行為など考えられもせず、キスをする話だけで顔が赤くなっていたはずだ。
「はひぃっ!」
突然、海松に芽を激しくつつかれて舞は叫び声を上げた。
子宮が激しく動き、舞を絶頂に導こうと画策している。
「はぅっ…ぁあっ!」
蠢く海松の舌で、躯の最も鋭敏な器官を刺激され、舞は悶え声を上げる。
「本当に雌犬みたいに見境なく発情して鳴きわめくのね」
呆れたように睡蓮が言った。その時キュッと激しく芽を吸い上げられた舞はビクビクと躯を震わせて絶頂した。
「もうイッたの?呆れた早さだこと」
躯に力が入らず、舞はグッタリと倒れ込んだ。
「奉仕も疎かになるし、良くないわね」
思案をする睡蓮の顔は、絶頂に果てた舞よりもウットリとした恍惚に満ちていて海松は思わず見とれてしまった。
「そうだ…」
その笑みが更に深くなる。
「アレをしましょう」
その微笑みが海松を捉えた。
「例のモノを持ってきて頂戴」
ひとつ頷くと海松は部屋を後にした。