1・サイテーなハジマリ-7
『は・・・・・!』
咄嗟にリリスの膝が上がった。
触れてみると、強張ってぷるぷる震えている。
「ここも初めてか」
『う、うん・・・いいや違う!に、2回目、ここも!』
やっぱり、分かりやすい。
しばらくそこに円を描く様になぞっていると、染みが出来た。
「ここはな、気持ち良いと濡れるんだ。勉強になったな」
『し、知ってるってば!私はサキュバスだよ、人間の雄より詳しいんだから!』
リリスはさっきから自分を大きく見せようとしている。
全く口に出さなくても余裕が無いのが丸分かりで、もう少し意地悪してみたくなってしまう。
「じゃあ、今俺がいじってる場所は何ていうんだ?」
『・・・こ、答えなくても良くない?なんで言わなくちゃいけないのよ』
「だって、俺より知ってるんだろ。だから教えてほしい」
するとリリスは唇を更に尖らせてしまい、言葉を発さなくなってしまった。
何度か呼び掛けても黙りを決め込んでいる。まずいな、ちょっとやりすぎたか。
それに、そろそろ濡れてきたし、もう準備は出来たな。
下着をずらして、限界まで勃起している一物を当てがう。
『やぁっ!や、やだ、やめてよ、それだけは駄目!』
「いいだろ・・・リリス。さっきよりは嫌がってないぞ」
『くあ、ああぁ・・・んっ、ひあ・・・あっ!』
俺だってつい先程無理矢理やられたくせして、今度はリリスのそこに挿入していく。
少し差し込んだだけで圧迫してくるリリスの膣内(なか)。
間違いない・・・これが最初だ、きっと。
男の一物が自分の体内に入ってくるのは。
『い、痛いよぉ、早く抜いて!そこ切れちゃう!』
「すぐに慣れるさ、だからちょっとだけ我慢するんだ」
『無理・・・うっ、あっ!』
リリスのそこを突くと、ぷるんと乳房が揺れた。
ブラジャーを着けたままだから控えめだと思うが、もし外していたらもっとゆさゆさと激しく揺れるだろう。
『くぅ、ん、んん・・・!』
そこを擦られる痛みに顔を歪めるリリス。
今日はまだ楽しそうな顔を見ていない。せっかく久々にやったというのに、残念だ。
もっと激しくやりたいのに、そんな辛そうな顔をしていてはこちらもつい遠慮してしまう。
俺も慣れていたらこの場を和ませる様な事を言えそうだが、ただ腰を突くしか出来ない。
『ぁ・・・!ん、ぁ・・・くぅ・・・・!』
リリスの口から微かに洩れてくる喘ぎ声。
よく耳をすまさないと聞こえないが、ちゃんと感じているのは間違いないらしい。
もう少し大きい方が聞き取りやすいし興奮する、と思う。だが初めての相手にそこまで求めるのはやりすぎかな。
少なくともさっきの自慰と変わらないのよりは、自分からやってる分ましだろう。