バスルーム-9
「・・・ごめん、疲れさせちゃったね。こういうの、結構息上がっちゃうの知らなかった」
・・・やってしまった。
済し崩し的に娘とセックスしてしまうのは、課長のしていい行為では無い。
「いつも疲れてるから、元気になって欲しかったの」
「・・・伊緒・・・」
「さっきのお父さん、めっちゃ興奮してたよ。あんな顔見たの初めて」
「・・・・笑うな」
父親を想う娘の気持ちはとても嬉しかった。
だが、それを理由に行為に及んでもいいものか。
「これで、最後だぞ」
「・・・お風呂は時々一緒でもいい?」
「駄目だ。絶対にいかん、分かったな」
伊緒は無言で、まだ堅いままの一物を握ってきた。
「もう終わって結構経ってるよね。でも、これ。うふふ・・・こんなんで、一回きりだなんて我慢出来るの?」
「う・・・」
父親の本心など見透かしている、という訳か。
きっと今後も断れずに続いてしまうのだろう。
「・・・・・母さん達には内緒だからな」
「はい、素直でよろしい」
まったく・・・
娘というのは、末恐ろしいものだな−
〜〜おしまい〜〜