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バスルーム
【父娘相姦 官能小説】

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バスルーム-1

部下が持ってきた書類に目を通していたら、急にぼやけて見えなくなった。
変だと思い擦ってもう一度見たら今度はちゃんと確認する事が出来た。

「ああ、いいんじゃないか。これで頼む」
「はい、ありがとうございます。あの・・・課長、どうかしたんですか?」
「いや、ちょっと目が霞んだ様な気がしただけだ」
「お疲れなんじゃないですか。あまり無理しないで下さいね」


そう言われても、課長ともなれば色々と気苦労も多い。
なるべく気張り過ぎないのを心掛けてはいるものの、肉体的、同時に精神的に負担は無意識にかかっているのだ。
帰宅するのはいつも遅いのであまり睡眠時間も摂れない。

朝起きるのが日に日に辛くなってきている。

仕事の面では特に嫌な事も無く充実しているので、これといった不満は無い。
だが・・・


電車に揺られて駅のホームに降りると、殆ど人通りは無かった。
疲労が溜まって重くなった足を引き摺りながら家の前まで来ると、窓から明かりが灯っているのが見えた。
妻はいつもはもう寝ている時刻で、子供達も自分の部屋しか電気を点けてない。
不思議に思いながら中に入ると、玄関に娘の伊緒が立っていた。

「お帰りなさい」
「う、うん。どうした、眠れないのか」
「まだ寝るには早いでしょ」

伊緒は笑いながらリビングに向かう俺について来る。
わざわざ父親の帰宅を待っているのが少し嬉しかったが、もしかしたら小遣いの催促かもしれないと思うと、そんな気持ちは薄れてしまった。

いつ切り出してくるのかと構えていると、伊緒は向かいに座ったまま普通に話し掛けてきた。

「お父さんと話すのって久々だよね」
「そうか?今朝もここで話しただろう」
「挨拶だけね。あんまり寝れてないの?隈出来てるよ」

昼間、部下に全く同じ事を言われたのを思いだして苦笑いしてしまった。
だが部下とはいえ戸籍上は他人であるし、自分の娘に注意されるのでは意味合いが違ってくる。

「心配いらないよ、伊緒」
「べ、別にしてないって。ただ、お父さんの鼾煩いから嫌なの。疲れてると必ずやるから」

どうやら娘は本気で心配してる訳では無さそうだ。
父親の健康より自分の睡眠の方が大事なのか。まあ、年頃の娘などそんなものだろう。

「同じ寝室じゃないんだから聞こえないよ」
「ううん、すっごい煩い。騒音公害ですよあれは」

暫く話して伊緒は自分の部屋に戻った。
ただ話していただけだったので、他に目的は無かったのだろうか。
父親と会話したいからわざわざ待っていたのか、あいつは。

とにかく、元気そうで良かった。
この所妻や子供達と祿に接する時間が無かったが、心配は無さそうだ。



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