理想と現実-2
『…会いたいよぉ…』
胸の奥がぎゅうっと潰されるような切なさが込み上げてくると、寝返りを打って首輪に指を滑らせ玲子のぬくもりを思い出す。
今の梨華にとってそれは、唯一一緒にいるという感覚になれる宝物。
首輪に触れながらふと、玲子の部屋に行きたくなった梨華は、立ち上がり自室を出て衣装部屋を通過してドアノブを握った。
カチャ…、
静かな音を立てて開いたドアの向こう、玲子の香りが漂ってきて、誘われるように室内に入るとその香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
『玲子お姉様のにおい…』
綺麗にメイキングされた高級なベッドに腰かけた梨華は、ここで玲子が寝ていると思うとたまらずにダイブする。
シーツに顔をすりつけてクンクンとにおいを嗅ぎ、枕にも同様にそうすると少しの間それを満喫して幸せな気持ちになってくると、次第に反応する下半身。
『…あ、』
駄目…
ここはお姉様のお部屋で、汚したら怒られちゃう…
そう思いながらも言うことを聞かないソコはグングンと成長を続け、自分でも無意識のうちに腰を振りベッドにソコを擦り付けていた。
『はあぁうっ』
服越しとはいえ、玲子が寝ていると思うだけで物凄い興奮を覚えた梨華は、ベッドをきしませながら絶頂への階段を着実に登っていく。
『はあっはあっ…ああぁあ、ん、っは、あっぁあ』
パンティをはみ出したソコから洋服に染み出る我慢汁が潤滑油となって滑りをよくし、快楽を倍増させると我慢がきかない梨華は大声を出しながら白濁を吐き出した。
自室でするのとは桁違いの絶頂感を味わってしまった梨華は、大量に性を噴射しながら漠然と【ハマった】感を感じて、少し冷静になった後、汚してしまったシーツをどうしようと頭を悩ませる。
『…ヤバい…。綺麗にしないと…』
ない頭をフル回転させて閃いたのは、自分のシーツと交換すること。