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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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ブランチを、御一緒に。-6

サクは、一体どういうつもりなんだろう。
亜紀子の変化を見破ったことは認めてやるとしても、キス=好き、なのかな?
でも、ヤりたいってだけで脅してるとしたら、ただの馬鹿?
しかも好きじゃないって公言しておいて、バスケ部の前から亜紀子をかっ拐うなんて矛盾してる。

…だいたい、亜紀子も変だ。
チャキチャキしてると思ってたのに、意外とお人好し?
でも、いくら三池くんを嫌いとは言え(確かにあたしも昭人も嫌いだけど)、あの口の軽い太田さんの前でサクにお弁当渡しちゃ…そりゃ明日、噂になっちゃうよ。
…本当は、サクも亜紀子も、お互いのこと好きなんじゃないのかなぁ?

「…結衣、ケーベツした?」

「してないよ、あたしも昭人と、人に言えないようなこと色々してるもんね」

「じゃあ今度、聞か「チョコケーキおごってくれたらねっ」
ず、ずるい、結衣!…ふふっ」

「ふふ、元気出た?
また相談に乗るし、できることがあったらなんでも言って?」

「うん、ありがと。
話したら、整理ができた気がするよ、どうしたら良いのかは、まだ分からないけど」

「良かった。
あのね、好きな人を作ったらイイと思うよ、あたしは」

「…好きな人?」

「うん、お兄さんもサクも、話聞いてるとそこまで悪い人じゃなさそうだし、亜紀子に好きな人ができたら解放してくれる気がするの。
今は二人とも、なんて言うか…亜紀子のカラダに溺れてるだけのような感じなんじゃない?」

「…なんかその言い方、恥ずかしい。
好きな人、かぁ。
そんなすぐにできるかなぁ、今までだっていなかったのに」

「まぁね…そしたらさ、昭人に頼んで、誰か紹介してもらう?」

「…考えとく」

亜紀子は、やっぱり複雑そうな顔してた。
まったく、さっさとサクが亜紀子のこと好きになって、近親相姦をやめさせてくれればイイのに。
亜紀子を支えてあげられる人が、今の亜紀子には必要なのにな…。


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