後輩は性奴隷……7-5
九つに別れた鞭が空を裂く。
「いあぁっ! ぁぁ……っ」
小さく後を引いた喘ぎ声は、艶かしい余韻を保ちながら室内に散らばった。
「わんっ、んんっ……わん、わんわんわん・・・」
朱音の中に入った肉棒の数。
その10倍、つまり20回朱音の尻にバラ鞭が振り下ろされる。
彼女は一回鞭を振るわれる度に、何回目の鞭なのかを吠えて知らせなければならない。
さっきのは13回目。
朱音が啼いた回数は11回。
「2回も足りないぞ?」
自然と口角が上がっていく。
「始めからだな」
不自然に真っ赤な尻肉へ鞭を飛ばした。
「ひぅぅ! んんぁっ……わんっ……」
四つん這いのまま色っぽく腰を震わせる朱音。
彼女は左手を……いや、左の前足を前へ移し、同じ様に右の後ろ足を踏み出した。
ゆっくりとしたペースで炬燵の回りを這いつくばり、鞭を振るわれては吠える。
その後ろについて、牝犬の喜ぶ姿を見下ろしていた。
花弁にはバイブが突き刺され、微弱ながらも扇動を繰り返している。
もちろん、彼女はイけない。
と言うよりは、むしろイかせない。
イク許可など出してやらない。
今の朱音には達するに十分な刺激であるのに……。
特に鞭が唸る度に彼女の膣がキュッと締まるその瞬間は、朱音は予断を許さないはずだ。
その条件が、何回目の鞭だったかという思考を狂わせる。
炬燵の下に敷かれた絨毯。
そこを避けて歩く朱音は、フローリングの床の上に恥ずかしい足跡を残していく。
「ひあぁっ! んんっ……ぁあ!」
11回目の鞭を浴びた朱音は一際甲高い声を上げた。
床の上でのたうち回るバイブが機械的なモーター音を響かせる。
締め付けすぎたのか、勢い良くオモチャが滑り出し、その刺激が朱音の意識を持っていってしまったらしい。
「ぁ……ぁぁっ……」
床に沈み込んだ朱音は尻だけを高く据え、断続的に襲ってくる快感の余波に痙攣を繰り返す。
額には汗が滲み、頬に髪が幾本か張り付いていた。
「おい」
下される声に、彼女は視線だけを俺に向ける。
妖しい光を纏わせて……。
「服従のポーズ」
炬燵机を軽く叩くと、朱音は
「わ……わん」
と啼き、這って移動を始める。
ゆっくりと机の上に身を横たえた朱音は仰向けになって股を開く。
そして丸めた手を胸元に添え、だらしなく舌を出した。
「はぁ……はぁ……」
未だ荒い呼吸を繰り返している朱音。
バイブを拾い上げてスイッチを切る俺を、被虐を求めた瞳で見つめている。
「滑り落ちるほど濡らしたのか?」
開かれた股の中央へ顔を近付け、鼻で嘲笑った。
牝の匂いを漂わせるそこは、何かを求めて息づいている。