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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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盛春の一週間-11

〜金曜日の独占欲〜

水、木曜は、なんだかやけに長かった。
俺は5月生まれだからか、今が一番好きな季節なのに、イマイチ気が塞ぐ。
そんな俺に追い討ちをかけるモンが、朝っぱらから目の前で繰り広げられていた。

「じゃあ三池くん、明日10時に行くからね!」

「おぅ、待ってるぜぃ!
来るのは、太田サンと片桐チャンだけ?」

「えっ、あた…「うん!とりあえず2人だよぉ!
もっと呼んでほしい?きゃはは!」

片桐の声は、あっさりかぶされている。
明日の試合の応援の話を、なんだってわざわざ俺の席でするわけ?
つーか、片桐も来るんだ…。

「ねぇねぇ片桐ちゃぁ〜ん、明日、オイラにお弁当作って来てくんないかなぁ?」

「えっ、なんであたし」

「だって、片桐ちゃんて、いつも自分でお弁当作ってるんでしょ?
前に聞いたことあるよぅ?」

…なっ…なんだコイツ、なんでそんなことまで知ってんだ!?
片桐が昼に何食ってるかなんて、俺気にしたこともねーし。

「はいはーい!
じゃあ、あたし達二人で、明日お弁当作って来まぁす!」

「えっ、ちょっと…」

「えぇ〜?
太田サン、ちゃんと作れんのぅ〜?」

「失礼ねー!
おにぎりくらいなら余裕よ〜!」

…マジかよ、なんか頭痛くなってきた。
ちらりと片桐を見ると…
あ、久しぶりに目が合った。
すぐにさっと逸らされたけど、浮かない顔してんのがモロバレ。
それなのに、三池と太田はなんなの?
鈍感?わざと?

その後、昼休みにも三池はウチのクラスに来た。
さっきよりもなれなれしく、片桐に近寄っている。
よりによって太田がいない時に。
違うか、三池のことだから、その間を狙ったのかも。

こんな時でさえ、片桐は俺を無視し続ける。
一回でも目線をくれたら、間に入って行ってやるのに。
いや、もしかして…もうそんなに嫌がってはいないのかもしれない。
むしろ俺から逃れるために、三池に近付く可能性だってある。
げ、そうなりゃ三池と穴兄弟かよ…ぜってーヤだ!!
あんなイイカラダ、他のヤツなんかに渡すかよ!


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