図書室で先生と。-1--2
私は部屋の中を見渡していた。
先生は現国の担任の他に、司書教諭として図書室の管理も任されている。
なので、職員室よりここで仕事をしてる時間の方が長い。
さほど広くもないその部屋には先生のデスク、2人掛けの小さな革のソファに小さなテーブル。
少し大きめのデスクにはマグカップが一つポツンとあるだけで、こざっぱりとしてる。
デスクから少し離れた所に資料が入ってる棚があり、腰くらいまでの高さのその棚の上にはコーヒーメーカーが置いてあって、先程まで使っていたのかコーヒーの良い香りが部屋中に漂っている。
ふいに先生が後ろから包み込むみたいにして抱っこしてきて
「唯ー菜(ユナ)…何見てるんですか?」
と、少しふざけたような口調で私に質問しながら後頭部にキスの感触。
いきなり名前で呼ばれて少しドギマギしてしまう。
先生の綺麗な指が目の前にあるのでそっと触れてみる。
「…この部屋に入る…の久しぶりだな…と思っ…て…」
私が話してる間にも先生が私の首筋にキスを落としていて、たまにチュ…と音がする。
耳にもキスして徐々に体も先生の方に向き直り、再び優しいキスを私の唇に降らす。
すぐに舌を絡ませて自然と激しいものに変わっていく。
先生の唇も舌も柔らかくて、濡れた唇を何度も何度も啄み、舐めてしまう。
「唯菜の舌、エロい…」
「…!…先生だって…」
「名前。」
「え…?」
「オレの名前。」
「さ、佐久間先生…」
「……ここでまさかの名字かよ…」
先生がわざと仏頂面をして私の顔を覗く。
「…か…楓(カエデ)……。」
先生はフッと笑って、愛おしそうに私をみて
「…よし。橘 唯菜、合格…。」
こんな事しながら、先生はわざと“らしい”言葉を使うので余計にドキドキしてしまう。
ふいに私をお姫様抱っこして近くにあった先生のデスクの上に腰掛けるように降ろしてくれる。
そしてすぐにまたキス…。
今度は最初から激しく舌を絡ませて先生の舌が口内をまんべんなく動き回る。
私は先生のキスに付いていくのが精一杯でだんだん何も考えられなくなり、頭がポウッとしてくる。
自分でも酷く上気しているのが分かる。
先生は私のセーラー服の脇腹にあるファスナーを開けて制服を捲り上げる。
インナーに着ていたキャミソールもめくられて、制服もキャミソールも胸の上でクシャクシャに溜まり、ブラだけになった私の上半身があらわになっている。
それと同時にデスクの上に仰向けになるように先生に促されて寝転がる。
膝から下はデスクに乗り切らず下へ垂れている状態だ。