4・揺らぎとキスと甘えん坊-6
「はあ、はあ、まりな、ベロ・・・ヌルヌルしてるぞ・・・」
「んはぁあんっ!」
「まりな。今日はちょっと興奮してるんだ。でもお前もさぁ・・・こいつが欲しいんだろ?」
「ひっ・・・やめて、そんなもの、嫌ぁあ・・・!」
雅はさっきの体勢みたいになって私の胸に跨り、チャックを下ろした。
僅かに開いたズボンの股間から赤味の強いピンクの一物が飛び出し、私の唇の前に置かれる。
まるで裂け目から頭を出している雅とは別の生物みたいに、鈴口から涎を垂らしながら威嚇していた。
「さあ、好きなだけ舐めていいぞ。ほらどうした、大好きな男のあれだぜ」
「・・・・・・!」
顔を背けようとしたらまた頬を押さえられ、その熱く脈動する一物の前に固定させられてしまう。
何度も私の中に入って、私自身を犯して、狂わせて、涙を枯れさせて、汚らわしい欲望を吐き出してきた¨其れ¨・・・・
「早く、しろって。俺、我慢できないんだ。ほら・・・・まりな・・・・」
「いいけど・・・ちっちゃくて可愛いね、雅の。ウフフフ」
「なっ?!何だと、このエロ女!黙ってしゃぶれよ!こいつ!」
「んぐっ?!み、みや、やめ・・・・あふっ、もごぉぉっ!」
うっかり口を滑らせたら雅を怒らせてしまい、それで塞がれてしまう。
名称を口にするのも恥ずかしかったのに、どうして私は・・・?
今日の雅はいつもと違う。
求め方がとにかく捻くれていて私にいやらしい単語を言わせようとしたり、行為を強要したりする。
いつもの雅は自分から責めてくるより、私が乱れていく様を見て愉しんでいるのだ。
でも、今日はやっぱり違う。
ずぶずぶと容赦なく私の喉の奥まで差し込んできて、髪を掴んで愛撫を強要してくる。
陰毛はまだ成長期で太さも長さも大した事は無いけど、鼻に入り込んで苦痛を与えていた。
呼吸がまともに出来ず口の中は男性器の生臭い味を押し込まれて、出口を塞がれた吐き気で思わず涙腺が緩んでくる。
「まりなぁ・・・・いくぞ、お前の中に・・・!」
「んぷぁあっ!」
急にそれを抜かれて、胃袋から一気にせり上がってきた吐き気が口から飛び出しそうになった。
だけど雅は私にそんな余裕を与えず、自分の体を私の下半身に絡ませて、足を自分の腿に乗せて・・・
「ま、待って、私、準備できてないよ」
「やっぱりしたいんじゃねえか。嫌じゃなかったのか?まりな、いやエロマネージャー」
「うるさ・・・んんっ!」
雅の指がショーツの中に潜り、淫らな裂け目の入り口を擦った。
何も言わず人差し指と親指を見せてにやりと口元を吊り上げる。
やっぱり、歳の離れた相手にここまでされているのが恥ずかしい。
この子はマネージャーと呼ぶ事もあるけどごく偶にで、名前で呼ぶのが殆どだ。
会った時からそうだ。ちゃんと挨拶するのに名前で呼ぶから、変な子だというのが最初の印象だった。