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マネージメント
【アイドル/芸能人 官能小説】

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4・揺らぎとキスと甘えん坊-5

「渇いてるな。もしかして、俺とするから緊張してたのか」
「・・・・まあ、ね」
「可愛いな、お前は。いつでも緊張しててさ・・・・」

さっきと違って少し雰囲気が和らいだ様に見える。
でも、目はあまり笑っておらず変わらず鈍く揺れている。微かな光は宿っているというより、辛うじて張り付いている様に見えた。
雅は甘える様に笑顔を見せてから、もう一度唇を重ねてきた。

今度はついさっきしたよりも、深くて、粘り気のある責め方をしてくる。

私に舌を出すのを促す様に、舌の腹をれろれろと舐めて擦って・・・・

「んん・・・・!」

顎に食い込む親指が更にめり込んできた。
動くなよ、という雅の声に出さない意思表示だろう。
長い舌が私の咥内を触手みたいに撫で回してくる。
雅の鼻が私のそれに当たり、熱い鼻息が上唇を擽った。

「みっ雅、んう・・・っ」
「んん、んぅ・・・動くな、大人しくキスさせろ」
「あうぅっ、ふぁああ、らめ、くちびる噛まないれぇ・・・!」

私が抵抗しない様に手首を掴んでくる雅。
行くな、と言われてるみたいで私は動けなかった。
その上で更に唇に噛み付き、肉を貪り食う獣みたいに自分の口の中に入れて、激しく咀嚼してくる。
雅の行為はいつもと同じだけど、今日はやけに情熱的というか興奮している気がした。
もっとさせてあげたいけれど、息が続かず苦しくなってきた。

「ちょっと、雅!」

止めさせようと離してもすぐに続けようとする。

「暴れるな。じっとしてろ」
「い、痛いってば!」
「いつもは別に暴れたりしないだろ。なんで嫌がるんだよぉ・・・・」
「そ、それは・・・・」
「本当は滅茶苦茶にしてほしいんだろ?素直になったらどうだ、この淫乱マネージャー」
「違う!ふざけてるの、こんな時に?」
「俺はいつだって本気さ。まりな・・・・はあはあ、まりなぁあっ!」
「きゃっ!」

いきなり雅に押し倒されて、背中と後頭部を強く床に打ち付けてしまった。
でも、そこの部分より、体重を乗せた両手が押さえている肩の方が痛い。
まるで地面に打ち付けられた杭みたいに、私の両肩を貫く様に突き刺さっている。

「まりな・・・・」
「み、雅、やめてよ、何でこんな乱暴な真似するの」
「だから、さっきから何度も言ってるじゃねえか。こういう事する理由はひとつしかねえだろ」
「あっ、んあ・・・んぅう!んっんるぅぅ!」

雅が倒れこんできてもう一度私の唇に貪りつく。
肩に打ち付けていた手を抜いて、私の顔を挟んで動かせ無くしてしまった。
舌を無理矢理ねじ込まれて、更に歯や舌を執拗に撫でられ、擽られて・・・・
自由に口を動かす事が出来ないので、溢れそうな唾液を処理する事が出来ず、唇から零れて私の顎にまとわりついていく。

何かにつけて体を求める雅はやはりおかしいと思っていたけど、今は・・・・

何故かそうする事が、雅の崩れそうな揺らぐ心を安定させる為に必要だと思っていた。


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