3・恥と焦らしとエロ漫画-6
「・・・・・・」
でも、含み笑いもせず、かといって不機嫌になった様子も無い。
変わらず焦らす様に乳首を捏ねて、引っ掻いてはまた捏ねるのを繰り返している。
「それもいいんだけど、他には無いのか?」
「ふあっ!み、雅、何が言いたいのよ?」
怒るのでも喜ぶのでもなく別の答えを要求してきた。
今日の雅はちょっと様子がおかしい。いつも変な時は変だけど、行動が違う気がする。
私の体に指をめり込ませながら囁いてくるのは同じだけど、別の事を求めている様な気がする。
「なあ、まりな。悔しくないのか、俺みたいな変態に玩具にされてるんだぜ」
「ひあ・・・っあ・・・!」
でも、やっぱりいつも通りな気がしてきた。
私が悶えて果ては乱れていくのを愉しんでいる、真面目と変態を併せて飼う夏蒸雅だ。
「・・・じゃあこれならどう思うかな」
「んっ、み、雅ぃっ?!」
急に雅が私の両手を掴み、腰の方に回して・・・
「動くと痛いぞ・・・ああ、言わなくても知ってるか」
「こら、やめなさい、ちょっと!」
抵抗しようとしたけど手しか動かない。手首に細い物が締め付けられている感触があった。
どうやら紐の様な物で縛られてしまったらしい。
更に雅は私の前に回り、突き飛ばしてきた。その反動でよろけてしまい便座に尻餅をついてしまう。
「まりな・・・・その格好、よく似合うな」
「そう。褒めてもらえるのは光栄ね、ありがとう」
手の自由を奪われても弱気な態度は見せなかった。
雅は私の頬に触れて、小指から順に顎を撫でてくる。
私が恐怖を感じているのを見透かしている様な、粘っこい視線を寄越しながら・・・
「へっへっへっ、いつまで我慢できるかな。声が震えてるぜ?」
指に噛み付いてやろうと口を開けたら、雅は反射的に手を引っ込めた。
一瞬だけ嫌な形に歪んでいた口元が戻ったけど、押された指から解放された寝癖みたいにすぐに同じ形になる。
そしてもう一度顎を擽る様に撫でてから、スカートを捲ってきた。
「・・・・っ!」
雅の目の前で下着を晒されてしまったけれど、手の自由が利かないから抵抗出来ない。
せめて脚を閉じようとしたら雅に押さえ付けられ、無理矢理抉じ開けられてしまう。
必死に解こうとする手首が痛むのが無性に悔しかった。
「やめて雅!どうしてこんな事をするの?」
「声がでかいぞ・・・静かにしてろ」
「後で覚悟しとくのね、往復してやるから!」
「撮影だから顔はやめろよ。それに、どうせやるなら手じゃなくおっぱいにしてくれ」
悪戯が過ぎた場合は行為の後に叱ったりする事もあるのだ。
でも、もうすっかり慣れてしまったので、最近はお仕置きする意味があるのか疑問に思っている。
「あっ、やっやめ・・・ひぁあああ・・・!」
雅がショーツをずらして、淫らな入り口に指先をずぶっ、と潜らせた。