秘密の放課後-1
……熱い。
お兄ちゃんが、入ってくる。
あたしのナカに。
「…っあ!」
ず、ぷん!と、一番張ったところが飲み込まれたのが分かった。
「ん、ああぁっ…くはぁっ…!」
ぐぐぐっと壁がこすられて、お兄ちゃんが最後の一押しで、あたしの体内に収まった。
「…動くぞ」
背中があったかくなったかと思ったら、耳元で切羽詰まった宣言をされる。
そのせいで起きた身震いが引かないうちに、
「…ひぁっ!や、うあぁ!」
ぐちぐちとこすられて、ワケ分かんなくなる。
…ブブブ!
「やっ、それ、だめ!
…んあぁーっっ!」
恥も外聞も無い悲鳴は、あたしのお気に入りのオモチャのせい。
お兄ちゃんに与えられてからは、無くてはならないモノになったんだけど、今みたいな時は快感が強すぎちゃうから、ちょっと恐いんだ。
ほら、もう…
「もうだめ…!
おにーちゃ、イく!イッちゃう!
ああぁぁーーっっ!!」
「…くっ、そんな締め付けんな…!
オレも、イく…!」
「やぁっ…激し…!
また…またイッちゃううぅーーっ!」
……熱い。
お兄ちゃんが、ナカでほとばしる。
あたしの奥を汚す。
「…はぁっ…はぁっ…」
息を整えるので精一杯で、いつの間にかお兄ちゃんがあたしのポニーテールの髪を透いているのに、すぐには気付かなかった。
「…なに?」
「…いや。
…お前、エロくなったよなぁ」
「…なっ!
誰のせいだと…!
…お兄ちゃんさ、今日、早かったよね、イくの」
ささやかな抵抗。
すぐに仕返しが来た。
「…ぐぁ!
ごめんなさい、許して、重い!」
……熱い。
お兄ちゃんの全身の重み。
あたしの身体は、そんな触れ合いさえも喜んでしまう。
「…っん…ふ…」
……熱い。
お兄ちゃんのキス。
あたしをねぎらっているような。
お兄ちゃんは、いつもより興奮してたみたいで、どこもすごく熱かった。
たぶん、初めて"後ろ"でしたから。
…イヤだって、言ったのに。