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留守番の夜
【兄妹相姦 官能小説】

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秘密の放課後-3

…ったく、俺が心配してんのに、いい気なもんだぜ。
でもやっぱり、眠っているのをいいことにまじまじと見つめてみると、アゴのラインとかやせた気がするし、目の下にクマができてるのが分かる。

もし友達関係で問題無いなら、なんだろうか?
恋してんなら、もうちょっと女ってキレイになるもんだろ、普通。
最近のコイツにそんな輝きは見られなくて、ハナからその可能性は除外してた。
四月早々、勉強や受験で悩むってのも珍しいし。
あとは…家庭に問題があるとか?
だから今、わざわざ残って学校で勉強してるわけ?
家が大変だから、眠れなくてやつれたんかな。

コイツの家族って、どんなだっけ?
…小学校ん時の運動会を思い出す。
ちょっと厳しそうな親父に、ほんわかした母親。
それと、何学年か上に、兄貴がいたような。

そうだ、中学で俺らと入れ違いに卒業してった、バレー部の片桐先輩。
でも、コイツの家族のことで変な噂を聞いたことは無い。
ただ、もし家庭の問題だとして、なんとなく違和感があるのは、コイツにグレた感じがないからだ。

…その時だった。

…―んん…はぁっ……

ちょっとビクッとしちまったじゃねーか!
片桐が、眠りながらため息を吐いたんだ。
いきなり見つめてたヤツが動いたからビビッた。
でも、このため息を聞いて、やっと今のコイツに一番しっくりくる表現が分かった。

…アンニュイ、って感じなんだ。
こんな単語、生まれて初めて使ったけど。
ちなみに、物憂げって表現だとちょっと違う気がする。
なんつーか、もっと色気のある感じ…。
それくらい、眠りながらのため息はいやらしくて。
白状しよう、俺…
勃っちまった。

コイツ、こんなエロかったっけ?
今までそんな印象持ったことなかったのに、突然反応しちまうなんて。
くそっ、幼なじみとか思ってたんじゃなかったのか、俺?
なんで今更?

もう一度、じっと見つめる。
さらさらの黒髪ポニーテール。
強気そうな眉。
でも…
つやつやな肌や、ふっくら紅いくちびるは、いつまでも俺の中にいた、小学生の頃の細っこい女子のイメージを、完全に覆すのには充分だった。
クマはあるのにエロい…もとい、アンニュイな感じがするのはこのせいか。


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