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ストーカーは誰?
【ホラー 官能小説】

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消えた生徒/田辺誠の日記U(その1)-1

消えた生徒

田辺くんの姿を見なくなってから…。
数日が立ちました。
そして今度は古賀祐子の姿が学校から消えました。
いつから休みだしたのかは…。
はっきりと思い出させないのですが。
今ではすっかり、その姿を見る事はなくなってしまったんです。
そして古賀祐子の姿が見えなくなるのと同時に。
古賀祐子にまつわる例の噂がピタッと止まったのです。
その止まり方と言うのも少しおかしくて。
誰もがその噂に触れない様にしている。
そう言った感じではなく。
誰もが田辺くんや古賀祐子の存在事態に触れなくなったのです。
忘れてしまったと言うより、最初からいない物としている。
そうとしか思えない様なみんなの態度でした。

「ちょっといいかしら?」
私はこの前、話を聴いた大人しい子を再度捕まえました。
なんですか?――。
その子はニコニコと笑っていました。
「古賀祐子さん…どうしたのか知らない?」
この前とは違うその子の態度に。
僅かな戸惑いを感じながらも私も笑顔を作り尋ねました。
はぁ?――。
その子のリアクション。
どこか変でした。
「古賀さんよ…古賀祐子さん!」
僅かに声を荒げる私でしたが…その子は小首を傾げるだけです。
「どう言うつもり?クラスメイトでしょ」
私は込み上げる様な苛つきをグッと堪え、静かな口調で尋ねました。
なに言ってるんですか?――。
本当に判らないといった、その子の口調でしたが。
私にはふざけているとしか思えませんでした。
そして…。
「いい加減、ふざけないでよ!」
私はついに声を荒げてしまいました。
なんですか!あなたは一体!それに何!その言葉遣い…気持ち悪い!――。
大人しかったその子が激昂した様に怒鳴り返してきました。
その瞬間…私の頭にカッと血が登り。
その子の首を両手で締め上げていました。
う―うっぐっ―。
バタバタともがくその子。
「フー!フー!」
私はその子を押し倒す様に首を締めつけ続けました。
カッ―カ――。
白い下着を丸出しで足をバタつかせるその子。
白眼を剥いて泡を吹き始めました。
「このー!このー!」
それでも私は両手の力を弛めませんでした。
白眼を剥いたまま…その子はガクガクと震え。
ジュワッと熱い迸りが下着から溢れ出てきました。
「ひぃぃぃぃ!」
私はその子が異様に憎くて夢中で…細い首を締めつづけました。
その子の抵抗が不意に止み…力がスッと抜けてゆく様でした。
まだ両手を放さない私。
上を向いたその子の目から生気が無くなり、鼻の穴から血がダラッと流れ出てきました。
そして、その子の下半身からは強烈な汚臭が上り始めていました。


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