華麗なる奴隷秘密倶楽部 第4章-3
「S様には、今回も素敵なM奴隷様をお連れ頂いており、
後ほどそのプレイを皆様の前でご披露頂きますが、
その後に大切なM奴隷様をご提供いただき、
選ばれたお客様に好きなようにして頂く
というお楽しみなショウタイムがございます、
更には、野外で調教される方の為の準備もしてございまし、
色々とお楽しみの趣向も考えておりますので、
それらも合わせお楽しみ下さい。
また、何かご用がございましたら、
私か、アシスタントの暁子にお声を掛けてください。
さて、これくらいに致しまして、
この後の軽い食事の後、抽選で出場の番を決めて頂きます、
どうぞ、今回も心ゆくまでお楽しみ下さい」
そういうと軽く会釈をし、グラスを持ち一斉に乾杯をしました。
誰かが、(頑張りましょう!)と気勢をあげますと、それに呼応するように
(お〜!)とS様が叫びます。
女性達もお顔を紅潮させ、すでに興奮しているようです。
男性達はそんな女性達を見ながら、
今日のS様やM奴隷が誰か、気になるようで、
落ち着かないようです、マスクを装着はしていますが
中に思いもよらない人を見つけると、驚きの声を出していました。
「あっ、あのM女性は?」
などと男性会員が言うと、一斉に男性の目はその女性に注がれます。
たぶん、抽選でそのM女性に自分が当たることを願って
興奮しているのかもしれません。
そのM女性を連れているS男性はそれを聞くと、満足の様子でした。
自分の持ち物を褒められた、という感覚なのでしょう。
会場には熱気がジワジワと広がっていきます。
この後、いわゆる顔見せを兼ねた軽い食事が行われます。
食事が終わり、部屋に戻ったカップルが指定の場所に集まり、
いよいよ待ちに待ったセレモニーの調教が始まるようです。
抽選の結果、一番初めに選ばれた方は、
この別荘を建てるときに、何かと相談に乗って頂き、ご主人様が
ご褒美として私を差し出したお相手の亮治様でした。
亮治様は、今回ご主人様が特別にご招待したのです。
そのお相手のM奴隷は、
前にご主人様に(今度機会が有れば一緒に調教しましょう)と言った、
あの歌手の恩田麗子様でした。
亮治様は、あの話の後、麗子様のスケジュールを調整し、
ご主人様と共にこの別荘で調教したのでした。
私はそれを見ていましたが、それはエロチックで凄い調教でした、
いずれそのお話しもしたいと思います。
すでに皆様は、今か今かとお待ちになっているようです。
そして、ここではお名前は登録番号、又は借りの名前で呼ばれます。
本当のお名前を知っていても、
それを口に出すことはタブーとされておりました。
プレイの場所は大きな調教部屋で行われます。
中央に、少しだけ高くなった競り台があり、
見学する皆さんはその台の上でプレイする会員の方を
下から見上げる格好になります。
その日は四組ほど調教が行われますが、
すでに選ばれた四組のカップルは、待機していました。
M女性の方はすでに裸になっておりますが、その上にコートを羽織っており
それがこれからの調教を連想させます。
男性達はチラチラと落ち着かない様子で、時々彼女たちを見ていました。