雨の半休日-15
…ブブブブブ!
「…っっ!」
「そんなビビんなよ。
最初は弱〜く、な?」
派手なピンク色が近づいてくる。
「…っあ!冷たっ!」
ソレは、乳首に当てられたのだけど、振動を感じたのは一瞬で、いきなり冷たさに襲われた。
「お、悪ぃ悪ぃ」
…ブブブブ…
「ん、くぅ…は、ん…」
体の奥の芯をくすぐられているような、微妙な感覚。
だけど確実に、ソレは背骨を震わせ、子宮までの神経に到達する力があるようだった。
「お〜、乳首、でっかくなってきた。
乳首って、実はよく見ると面白いよなー、全然ピンクなんかじゃねーし」
あたしは今、完全にお兄ちゃんにオモチャにされてる。
でもなんか…この"興味持たれてる感"が…気持ち良いから不思議。
「ほら、亜紀子、自分で持ってみ。
で、こっち、クリ×リスに当てるんだ」
お兄ちゃんがサポートして、あたしは誘惑に流される。
色んなエッチな小説に出てきた、気になるオトナのオモチャ。
「…ひっ、ああぁぁっ!!」
「…へー、そんな気持ちぃの?
…って、聞いてねーや」
「くはっ、ふあぁ!
んあぁっ、うああぁっ!」
あたしは、快感に飲み込まれてしまった。
お兄ちゃんの言葉は、やっと脳に届くけど、応えることなんてできない。
…ブブブブブブブ!
…ずぷっ!
「あーーーっ!?」
ナカに、何かが入った。
何、えっと、お兄ちゃんの体勢的に、指?
…―くちゃっ、ぐちっ、ぐぷっ…
ナカの壁をこすられるたびに、背筋に快感が走り抜ける。
…―ぐちゅぐちゅぐちゅ、ぴちゃっ、ちゅぴっ!
気持ち良くて…どんどん滑りが良くなってしまう。
淫らな水音が高くなって、部屋に響く。