Crimson in the Darkness -決意-Z-8
「そろそろ行くか」
オレが席を立つと、シエルもゆっくりと立ち上がる。
「だねー。ビシビシしごかれに行こうか。どんな司祭サマなのかなぁ?」
「さあな。あのリアナの知り合いならフツーじゃねぇだろ」
「あははは。言えてる」
エクソシストなんて、ロクでもねぇ人生かと思ってたけど、誰かの為にってのも悪くねぇな。
絶対逃がさないからな、馬鹿ガキ。大人しく本国で待ってろよ。