EP.FINAL お兄ちゃんと超ラブラブ-6
「え?えっ?なんで脱いでるのお兄ちゃん?」
兄が訳の分からない行動を取るのはいつもの事である。
しかし何故このタイミングで全裸になるのだろうか?
「ひかり、このぶーらぶらするモノをよく見るんだぞ」
困惑するひかりをよそに、腰に手を当てて前後に揺さ振る典明。
「そっ!そんなもの見るわけないでしょ!きったないから早くしまえば?!」
「昔はあんなにはしゃいでたじゃないか。お兄ちゃんのおちんちん、ぴこぴこ鳴ってるって手を叩いてな」
「バカっ!だから見せるな・・・って、ば・・・」
ひかりの頭に忌々しい記憶が甦った。
風呂場でリズミカルに竿を上下させる兄の前で、無邪気にはしゃいでいる自分の姿が見える。
「い・・・嫌ぁぁぁ」
気持ちとは裏腹に記憶に刻まれた性器に触れる楽しさが、本能に呼び掛けてきた。
・・・おちんちんを触るのよ、怖くないからやりなさい、さあ早くするのよ・・・!
「いい子だ、ひかり」
目論見通りに竿を握る妹を、恍惚の表情で見下ろす典明。
心は自分の想いを隠しても記憶は嘘をつかないんだな、と満足気に微笑む。
典明はまさに天にも昇る気分だった。
かつて自分を慕ってくれた妹が、最近はまともに話もしてくれなくなって、すっかり落ち込んでいたのだ。
それを決して妹には見せなかったけれど、寂しくて堪えられず、人知れず枕を濡らす夜を重ねていた。
その大事な妹が、涙目になりながらも自分の肉棒をしこしこと扱いている。
「さあひかり、お互いもう隠すものは無いんだ。もっと・・・楽しもうぜ」
「話し掛けるな、この変態」
「その変態に何かをしているのは誰だ?俺がはっきり変態ならお前はむっつり変態だな」
ひかりは典明に誘われるままもう一度、向かい合う様な体勢でベッドに腰を下ろした。
すると、典明の手が乳房を掴んできた。
「ひっあ・・・!」
「一緒に気持ち良くなろう。ひかりもそのまま続けてくれ」
「くう・・・うっ、はあ・・・あっ」
兄の願いをよそに、乳房をいきなり掴まれたひかりの手つきは鈍り始めていた。
典明はもう何度も襲っているので手付きは慣れたものだったが、襲われる方のひかりはそうもいかない。
「くぅ・・・ぁ、はぁ、ぁぅ、はぁ・・・んん・・・」
まだキスもさっきしたばかりで、あとは¨挿入¨こそ未遂のままだったが、それ以外は一通りやらかしてきた典明の愛撫に、ひかりの体は反応させられていた。
「お、お兄ちゃんっ、ちょっと、やめて」
「なんでだ?」
「んふぅぅっ!」
ぴんっ、と乳首を下から弾かれて思わず仰け反ってしまう。