Island Fiction第5話-9
「あぁ、あ、あっ、あああぁぁ――っ!」
鎖で吊されたままブラブラと揺れる自分の腕を見て、クルミは正気ではいられなくなった。
「腕がぁぁ――っ! 腕が感じるのぉぉぉ! 腕がオマンコみたいなのぉぉ――っ!」
発狂しそうになって、それでも悦楽はクルミを許さない。
「あ、あぁぁ――っ、イグ、イグ、イグゥゥゥ――!」
首を振る反動で、吊された体がそよぐ。
ただそれだけだった。
気狂いじみた叫びとは裏腹に、反応はあまりに大人しい。
クルミは涎を垂らしてグッタリとうなだれた。
わたしのオマンコはトロトロになっていた。
服はそのままに、客たちにレイプされた。
上と下の口を同時に塞がれ、理性のたがが外れた。
ペニスを頬張りながら、男の上に跨って自ら腰を振った。
クルミには絶頂の余韻に浸る間はなかった。
白衣の男は続けざまに右足に斬りかかった。
太股の付け根に刃が当てられる。
「いやぁぁぁ――! もう、やめてぇぇぇ! 許してぇぇぇ――っ!!」
切り刻まれる恐怖ではなく、イカされ、イキ狂ってしまうことへの恐れだった。
じわじわとチェーンソーが差し込まれていく。
クルミを支えていた片足はいとも簡単にドサッと音を立てて床に倒れた。
傷口からは血が止めどなく流れ出て、床に血溜まりを作った。
クルミはバランスを崩して片腕だけで吊られ、精肉工場の豚のようになった。
そしてイクことしか許されず、イキ続ける肉塊となった。
「ああ――っ!! おかしくなっちゃう! おかしくなっちゃう! おかしくなっちゃう! おかしくなっちゃうのぉぉぉ!」
狂い死にしそうになって泣き叫ぶ。
「また、また、また――っ! また来るぅぅぅ――っ!!」
絶頂が止まらない。
立て続けにイッて、それでも止まらなくて、またイッた。
ついに泡を吹き、頭を小刻みに振るわせた。
猛烈な快感に脳が耐えられなくなり、強制的にシャットダウンした。
白目を剥いて気を失った。
客の男たちが次々とザーメンを放つ。
わたしのメイド服の上へ、お尻へ、顔へ、口の中へ、オマンコの中へぶちまける。
男たちにとって、わたしはダッチワイフや便器でしかなかった。
カップルの客たちも汗を飛び散らせ、奇声を上げながら絶頂を迎え、果てた。