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ひかり
【兄妹相姦 官能小説】

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EP.4 お兄ちゃんは超ボロボロ-1

もしかして栗鼠と虎じゃないの?
ひかりは疑問に思い父親の会社に確認したが、どうやら本当に有給休暇らしい。
だが、もう明後日には10日目になるのに、両親は帰ってくるどころかいまだ連絡のひとつも寄越さなかった。

いい加減さにはもう慣れていたが、さすがに一月の3分の1もなしのつぶてでは心配になってくる。

そして、昨日の夜に典明が急に熱を出して寝込んでいるので、尚更心細かった。
昔から風邪などほとんどひいたことがなく、馬鹿を体現している様なあの変態も、故障する時はあるらしい。

「はい、夜から熱が下がらないんです。いえ、全然。それじゃまた電話しますので」

顧問の先生に怒られるのを怖がる典明に代わり、部活を病欠する旨を伝えた。
体調が悪いなら仕方ないと諭したが頑なに受話器を受け取ろうとしないので、渋々連絡したのだった。

「ったく、なんで私があんなののフォローしてるんだろ」

受話器を置いて、文句のひとつでも言ってやろう、指の一本でも圧し折ってやろうと典明の部屋に向かった。

「先生に言っといたから」
「す、すまん。ひかりよ、怖くはなかったか、あの先生」
「別に。何で妹に電話させてるんだ、って怒ってたけど」
「明日も休むか。絶対怒られそうだからな」

あの変態に怖いものがあったのか、とひかりは、不安さを隠せていないのを見て思った。
少し擦れた声も相まっていつもより弱々しく見える。

「まったく、いつも素っ裸で寝てるからだよ。暑いからって毎晩パンツもはかないんじゃ、風邪ひくって」
「何で知ってるんだ。さてはお前も寝顔の観察か」
「廊下で寝てるじゃん。自分で覚えてないの?」
「ああ、そうか。だから朝いつも体中が痛いのか、床で寝てるからだな」

そんなしれっと言うことか、とひかりは呆れた。

「ひかり、ありがとう」
「は、なな何が?」
「俺の我が儘を聞いてくれたからな。お前はいい子だ」
「だっだってさ、やらないとしつこいから・・・」

面と向かって礼を言われ、思わず目を逸らしてしまう。
急に熱くなってきた顔に汗が浮かび、指先で触れるふりをして拭った。

「これは俺からの感謝の気持ちだ。さあ遠慮はいらないぞ」

典明はシャツを捲り淡いブラウンの乳首をひかりに見せた。
そのものを囲む様に指で周囲の肉を寄せて、にっこり笑っている。

「・・・何してんの」
「遠慮なくちゅぱちゅぱし給え、ひかり」
「じゃあいくよ」
「痛たたたた、それはぎゅうぎゅうの間違いだ!」

ひかりは、男にしてはそこそこ綺麗な典明の乳首をつまみ上げて、螺旋の様に締め上げた。
痛がる顔を見て楽しんでいたが、すぐに自分から体に触れた事に気付き、慌てて汗のついた指を消毒する。


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