投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ひかり
【兄妹相姦 官能小説】

ひかりの最初へ ひかり 28 ひかり 30 ひかりの最後へ

EP.4 お兄ちゃんは超ボロボロ-5

「早く出してよ、どばって!ドバドバ出しちゃいなよ!もっとしてあげるから!」

・・・ひかりが出す様に促しているのは汗である。
もし典明の意識が現世にあれば、この言葉だけで天井に窪みを作れたに違いない。

「なんかどんどん握りづらくなってるんだけど!いいから早く出して!」
「あっ!あっ!ひかりっ、そうだ、初めてにしては筋がなかなか、あっ!あっ!」

妹の願いをよそに兄の意識は帰ってこない
鈴口から液体を垂れ流し、ひかりの手の中でうねりを上げる典明の相棒。
片手だけでは握りきれずもう片方も使い、包み込む様に握りながら懸命に扱き上げる。

初めて握った時のおちんちんは、まさにおちんちんといった感じだった。
ところが今握っているのはそんな可愛らしい物ではない。おちんちん様である。
ひかりは、自分の手が何とかその柱にしがみ付いている様にも見えた。

「ああっひかり、そんなに激しく・・・あっ、うあっ、出ちゃうよ、出ちゃうぅぅ」

うるさい、集中出来ない。
ぐったりして体を動かせないでいるくせによく喋る兄である。
それに加え、シャツの下にびっしょり汗をかいて乳首が透けている事が、ひかりを余計に苛立たせた。
汗をかかせて熱を下げるのが目的とはいえ、直視し続けるのが辛く見苦しい、何とも品の無い姿だった。

「これで本当に助かるのかな。この変態・・・」

考えてみれば汗をかかせるのに何故おちんちん様を扱く必要があるのだろうか?
確かに典明は全身に汗をかいているが、せいぜい汗ばむ程度で、元から汗ばみ易い胸元や肩の辺り以外はあまりかいていなかった。

苦しむ兄を救う為咄嗟に取った自らの行動に、ひかりは疑問を感じていた。

「これじゃあんまり激しい運動にならないかも。でも、他に方法なんて」

もう少し考えればもっと効果的な方法があると思うが、容体が急変した兄を前に、ひかりは冷静さを欠いていた。
手段を思索する余裕もないほど典明を助けようと必死になっている自分に、ひかりはまだ気付いていない。

「はううっ!!く、苦しい・・・!」

典明が目を丸く剥き出しにし、首を押さえて藻掻き苦しみだした。

「し、しっかりしなよ!駄目だよちゃんとしなきゃ!」

ひかりは扱く指に力を込めて、中から搾り上げる様に手を激しく上下させていく。

(これも罠なんだ、こないだ私に変な衣装を着せまくったみたいに、嵌めようとしてるんだ。
こうして苦しんでるふりをしてるだけで、今すぐにでも本性を露にして襲い掛かってくるんだ)

それはひかりの願いだった。

自分の事をいつも追いかけ回し、それが原因で周りにはからかわれてばかりいる。
風呂や着替えも平気で覗いてくるし、あわよくば入ろうとするし、いつも生臭いし。
最近では危うく貞操を奪われそうになるわ、今自分で思った通りコスヲタだわ、全く碌でもない兄である。

それでも・・・ひかりは助けたかった。
不良に絡まれた時(自転車で突っ込んだひかりが悪いが)颯爽と現れ、追い払ってくれた典明を失いたくなかった。


ひかりの最初へ ひかり 28 ひかり 30 ひかりの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前