EP.3 お兄ちゃんは超コスヲタ-9
「しろ!!」
竿の真ん中辺りに親指を押し込め、渾身の力でその手を振り下ろす。
「ぬぉぉぉっーー!!」
竿の途中から折れ曲がり、ルート(√)に良く似た無惨な姿に変わり果てた。
いくら頑丈な変態であろうがそこを変形させられては、流石に痛い。
「お、お兄ちゃんは諦めないぞ、いつかお前の初めてを・・・痛い、踏むな」
蹲っている典明の頭に両足を乗せながら、ひかりは思った。
(お母さん、お父さん、ごめんなさい。私、正直言うと、ちょっとだけ・・・本当にちょっとだけ、興奮しちゃいました)
さらば妹よ
そしてようこそ、変態へ。
〜〜続く〜〜