下校途中の寄り道(最終章)-4
「ああ、ああ、この体位が、とっても好き!!」
「俺もいいぞ!!順子の尻と背中を見ながらセックスするのが好きだ!!」
二回も精を出したので今度はそう簡単には精は出ないし、簡単に絶頂には達しない。
それがまた正之と順子の快楽を増幅させたのだ。
「あ、ああ、正之、正之!!愛しているわ!!もっと突いて!!激しく突いて!!」
「順子、順子!!愛している!!愛している!!」
正之は再び順子の尻を両手で鷲掴みにすると激しく腰を前後に動かした。
パンパンという音と順子の乳房が激しく揺れる。肉棒は秘部から出たり入ったりし、
間からは熱い愛蜜が流れ出て、順子の太腿と足を伝ってバスに流れていく。
「あ、ああ、ああ、もう、また、また!!」
「俺、俺、また出そう!!」
正之の肉棒から三度目の精が吐き出されようとしていた。精は陰のうから肉棒の管を
伝り始めたのだ。順子もまた絶頂に達しようと胎内の肉が踊り始めたのだ。
「あ、ああ、いく、いくいくいく!!」
「ああ、俺も、俺も出そうだ!!いくぞ、いくぞ!!」
「出して!!私の中で一杯出しでちょうだい!!」
順子の胎内の肉が締りだし、肉棒を激しく締め付ける。その圧力に肉棒は耐えきれず
精を激しく出した。精はさっきよりは少なかったがさっき以上に白濁としていた。
正之の腰が激しくバウンドする。正之と順子の頭が真っ白になった。
4人はその後チェックアウトした後で同じ列車に乗り込んだ。正之と順子はさすがに帰りは
制服では拙いと私服に着替えている。その電車の中で正之と順子は眠りこんでしまった。
純一がその姿を見ていた。
「昨日は激しかったからな。二人とも疲れたんだろうね。」
その言葉に幸子が反論する。
「違うわよ。あの後また二人ともバスルームでしちゃったみたい。だからそんなに寝ていないのよ。」
「そうか。」
3月の朝日の光が電車の中の4人を明るく包んだ。
「正之、正之ったら。」
「どうしたのよ、正之君。」
「さっきからぼうっとしていたぞ。」
順子、幸子、純一に言われて正之は我に帰った。そこはホテルのレストランだった。
そこには自分と同じ38歳の順子、子どもの佐知子と和子の姿がいた。
向かい側には42歳のやや老けた幸子と純一、それに二人の間に生まれた
高校生の息子の祐樹と信人がいた。これが今の現実だった。
「いや、ちょっと昔の事を思い出していてね。」
「なら昔話でもしながら盛り上がろうか。」
正之と幸子はそのまま教師となり結婚した。一方幸子と純一もまた結婚し所帯を持った。
もっともそれは所謂「出来ちゃった婚」だったが。その出来ちゃった婚で
出来たのが祐樹だったのだ。
そんな4人に冬の夜を包み込んだ。