エロチックな告白(その5)-3
私は彼女が言った駅前の喫茶店で待ち合わせしました。
そのとき、私は何かワクワクするような気持ちでした。
彼女は私の好きなタイプだし、私に弱みを握られてその為の口止めかなと、
何となく感じました。それはズバリ当たりました。
彼女とスケベな総務次長との付き合っており、
5,6回あのホテルで密会したと言いました。
豊満な肉体を持つ彼女を辞めさせるのも生かすのも
彼の一存で出来るからなのです。
次長は今までも何人のパートを、人事権をタテに上手く理屈を付けて
彼女達の身体を食い物にしていたようです。
金銭的に家庭の事情で、
どうしても辞めることが出来ない女性をターゲットにした卑劣な奴ですよ。
(え、私がそんなことを言えないでしょうって?きついな)
まあ、それは良いとして、
彼女は次長をどうしても好きになれないようです。
奥さんに逃げられた彼は、性処理の為に彼女を利用したようでした。
でも、ホテルでのセックスではお世辞にも上手じゃないし、
彼女を満足させることなく、自分だけさっさと逝ってしまう、
それでもしつこいのです、あいつはそんな男なのです。
セックスが終わった後、風呂場でおしっこをさせられ、それを見られ、
その他、色々な変わった変態みたいなことをさせられ、
それが嫌で耐えられないと言うのです。
(エッチって!あはは、私じゃないですよ。
さすがの桃子さんも、次長と彼女の仲まで知らなかったのですね)
そうでしょうね、次長は上手くやっていたようだし、
その辺は巧妙ですからね、でも陰湿で変態性がありますからあの男は、
私も好きじゃありません。私も人のことはあまり言えませんが。
彼女も夫を病気で亡くして、性的には飢えていましたのでね。
そのへんも次長は知っていたのでしょう。
しかし、いつか別れたいけど、
生活する為に会社を辞めるわけにはいかない、
パートにしては待遇がいいですからね、
仕方なく付き合っていたようです。
あの日、自分たちの姿を私に見られて事をきっかけにしてに、
付き合いを辞める決心をしたようです。
(どのようにしたのでしょう?・・って)
桃子さん、貴女も同じ女性として、
同じ会社の女性として黙っていられなくなったんですね。
良いですよ、教えましょう。
喫茶店に呼び出された私に、彼女から告白したのです。
彼女が言うのに
「あのラブホテルで柳原さんに見つかったのは、幸か不幸か分かりません、
私がふしだらな女に見えるのでしょうね、でも実は・・」
といって彼とのいきさつを話してくれたのです。
それは、見られたついでに私に力を貸して欲しいと彼女は言うのです。
何とか会社を辞めないで彼と手を切りたいとね。
私は引き受ける条件を出しました。