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無間地獄
【SM 官能小説】

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Side/M

カチャカチャと金属音が聞こえてくる。
ゴム手袋をつけた蒼介は、紙パックから針を取り出してハサミの様な器具で摘まんでその尖った先端を観察している。

あれが刺さるんだ・・・

乳首はわかるけど

下ってまさか・・・

ピアスをつける。
そう聞かされて僕はパニックになった。
しかも耳とかではなく体に。

「本当は耳でも良かったんだけど、やっぱり僕のモノっていう証が欲しくてね」

蒼介さんのモノという証

どうしよう

これを承諾してしまったら普通の生活ができなんじゃないだろうか

でも

僕も蒼介さんだけのモノであるという証が欲しい

それに誓ったんだ

蒼介さんが望むことは

全て受け入れる

乳首に冷たいローションが塗られると、きゅっと乳首が立ち上がった。
蒼介の手が乳首をつまむがすでに感覚が麻痺して変な感じだ。
それでも針の先端が乳首に当たると、思わず目をつぶってしまった。
ずずずっと針が通っていく感触が伝わる。
思っていたほどの痛みは無く、気付いたら両乳首に銀色に光るリングと綺麗な緑色の宝石が光っていた。

きれい・・・

乳首にピアスをされているのについついそんな事を思ってしまった。
蒼介がスカートを持つように言ってくる。
ついにそこにもピアスが付けられるのかと恐怖で体が強張る。
しかし蒼介はペニスではなく、玉の方に手を伸ばしてきたのでびっくりして声が裏返ってしまった。

乳首と同じようにローションを塗られて針を刺される。
こちらもほとんど痛みが無く、ただ針が貫通する瞬間の衝撃だけは凄かった。
本当は見たかったのだが、まだ最後のピアスへの恐怖心で緊張が解けないでいた。

蒼介が僕のペニスを握り、ローションを垂らしながら手のひら全体で愛撫してくる。
これから行われようとしていることへの儀式のようで、早くなる心臓の鼓動が耳に響いてくる。

針がゆっくりとペニスに近づいてくる。
心臓がバクバクと音を立てる。
尖った先端が尿道に差し込まれた。

「ああ・・・・・」

この感覚はすでに尿道への刺激で慣れているが、その途中でぐぐぐと外側に力が加わるのがわかる。
何か得体の知れない生物に内臓を食い破られているようなそんな恐怖が襲ってくる。


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