小夜の憂鬱-7
「ふぁあっ?!れ、怜、やめなさいってば!」
「やめてもいいよ。お父さんに協力するならね」
少し強く叱っただけで泣きそうになる姿が焼き付いている小夜にとって、
自分をいとも簡単に押さえつけている妹はまるで別人に思えた。
「れ、怜、いい加減にしないと、後で怒るわよ・・・!」
「やだよー、お姉ちゃん怖いもん。怒られたくない」
嫌がってはいるが、その口振りは余裕すら感じられる。
「笑って、ほら・・・」
「ひああっ?!」
お腹を締める手が解かれ急に解放された。
しかし今度は乳首を摘まれて、下腹部の緊張が一気に胸元にせり上がってきた。
「気持ちいい・・・?お姉ちゃん」
「馬鹿っ、やめなさいっていって・・・んぅっあぁっ!!」
人差し指と薬指で乳首を挟み、間にある中指でコリコリと引っ掻いてくる怜。
突然卑猥な悪戯を仕掛けてくる妹に、小夜はどうしていいか分からずただされるがままだった。
急に早くなったり、焦らす様に遅くなって、指先を押し込んだかと思いきや乳首を弾いたり、動きがまるで予測出来ない。
「あ・・・もうこんなぷっくりしてきたよぉ。お姉ちゃんって感じやすいんだ・・・」
「うぁ・・・!耳、だめ・・・ひゃああっ!!」
怜の唇が耳たぶに触れ、消えそうな声で囁いてくる。
今にも歯が当たる距離でそうされると、そのつもりは無いのに聞こうと耳に神経が集中してしまうのだった。
それを知っているかの様に怜は生暖かい息を吹き掛けては、舌先で耳の窪みを濡らしてくる。
(もしかして、こういうやり方、お父さんに教わったんじゃあ・・・)
職業柄変わった愛撫の方法も知ってそうだ、と小夜は父親を想うのだった。
「はーい出てお姉ちゃん」
「はあ・・・はあ、はあ・・・あっ・・・」
怜に立たされ、まとわり突く熱い水から解放された。
そしていつの間にか敷かれたマットに、うつ伏せに寝かされてしまう。
「ちょっとくすぐったいだろうけど、笑ってもいいよ」
「ほえ・・・?あっ、んぅうっ?!」
ずしりと背中からお尻にかけて重みで押された。
何やら肌にまとわりつく様な妙に粘着質な感触に押されている。
「えへへぇ〜、ぬるぬるするでしょ。おっぱいで体洗ってあげるね」
「なっ何してるの怜?!」
小夜は背中に怜が乗っかっている事にようやく気付いた。
本当にいつ準備したのか、すでに全身が泡まみれになっている。
「あんたまさか、お父さんにもしてるんじゃないでしょうね・・・?」
「うん、してあげたいんだけど、お風呂の時間が合わないんだ」
「しなくていい!こんな、へ、変態みたいなやり方!」
「えーまだまだ可愛い方だと思うよ。もっと凄いのいっぱいあるし」
怜の特大スポンジが小夜の背中をむにゅむにゅと撫で付けていった。
背中から腰を洗い、怜が体勢を変えてお尻まで柔らかい膨らみが蹂躙していく。