Island Fiction第1話 -6
アザレアの舌がうごめき、わたしの口の中に残ったザーメンを絡め取った。
脳みそが幸せな物質で満たされた。
魂を吸い取られたように意識がぼやけた。
アザレアは自分のブラウスへ手をかけた。
一つ一つボタンを外した。
大人びた黒のブラジャーを取ると、大きなオッパイがぷるんとこぼれた。
中身の詰まった乳房は張りがあった。
ブラで吊らなくても重力に屈せず、お椀型の形状を維持している。
頂上には桜色の乳首が控えめに乗っかっていた。
わたしは重さを量るように豊満な胸を手のひらにのせた。
どっしりとした重量感が伝わった。
「ねえ。パイズリって気持ちいいの?」
「直接的快感はないわよ」
「えー? そうなの?」
「心が気持ちいいの。喜んでくださっているっていう奉仕的満足感ね」
「母性本能とは違うの?」
「母性って、そんなのはジャン・ジャック・ルソーによるフィクションよ」
「よく分かんないや」
「なあに? もしかして、お父様にしゃべったの?」
「へへっ。ごめん……」
「もう! お仕置きよ!」
わたしはベッドへ押し倒された。
腰を海老のように曲がらされ、オマンコが上を向いた。
お尻の穴までもが朝の日差しにさらされた。
「かわいい」
「いやーん。はずかしい……。見ないで……」
「赤ちゃんみたいにすべすべしてて、わたし好きよ」
毛が生える気配のないわたしのワレ目へ舌が伸びた。
お父様になおざりにされていたアソコはすでに濡れていた。
アザレアはクリトリスにキスをした。
ついでに軽く歯を立てた。
「あああぁぁぁ――ん!」
逃れようとするのを羽交い締めにされた。
執拗にクリトリスを責め立てられた。
強く噛まれた。
歯に挟みながら、歯と歯の間から舌先が伸びてクリの先を舐められる。
何も考えられなくなった。
「アザレアぁぁぁ――っ! すごいぃぃぃ――!」
力のやり場に困り、シーツをギュッと握りしめた。
あっという間に快感が頂点へ達しそうになった。
スッと、舌が離れた。
「はあぁぁん……」
「ダメよ。お仕置きにならないじゃない」
「いじわる!」
アザレアは背中を丸め、ゴロンと寝転がりながらスカートを脱ぎ捨てた。
茂みに被われたワレ目が見えた。
ショーツは身につけていなかった。
「あっ、ノーパンだ」
「さっき、クルミちゃんと遊んでて汚しちゃったのよ」
アザレアは恥ずかしそうに視線をそらした。
その仕草がかわいらしくて、わたしは食べてしまいたくなった。
やっぱり母性本能ってあるんだと思った。
わたしはアザレアの股間へ顔をうずめた。
びっしりと生える陰毛をかき分けた。
ふっくらと盛り上がりってプリプリとした大陰唇を開いた。
ヴァギナがほのかに赤く充血していた。