調教物語(その11)-3
その輝子の潤んだような目で見つめる前には、
妖艶な優子がいた。
優子は車の中から装着されていた貞操帯を外されていたが、
それに付いていた太いペニス型の性具で膣は刺激されており、
朦朧として、床にうずくまっていた。
その前で、あの男がニヤニヤしながら優子と輝子を交互に見つめている。
輝子はその眼が自分の子宮を貫いているように思えて、
目眩さえ感じるのである。
男は言った。
「さあ、皆さんが優子のM女ぶりを見たいようだから、そろそろ初めるか、
いいな、優子」
「あっ、はい、ご主人様」
「では、あの奥さんに買ってきて貰った首輪を付けて上げよう優子」
そう言うと研二郎は後ろを振り返り、輝子を見るとニヤリとした。
輝子は、研二郎の精悍でどこか陰湿な顔で見られるとドキリとする。
「はい」
「首を突き出せ」
「はい、ご主人様」
既に全裸の優子は、美しい顔を研二郎の前に向け細い首を差し出した。
(あぁ・・)と優子はささやく。
長い髪の美しい彼女はどの仕草も絵になっていた。
細く長い優子の首には赤い首輪とリードが付けられた、
この瞬間から、長身で形の良い乳房を持つ優子は奴隷女と化したのである。
自治会館の蛍光灯の照明は、首輪をした優子の柔らかな肌を照らしていたが、
蒼白く無機質な光が、何故か彼女の肌をマネキンのように見せた。
しかし、優子自身の肉体の中は熱くなっていた。
リアルで今日始めてあった男に、(激しく、恥ずかしく淫らなことをされる)
そう思うだけで身震いするほど興奮してくるのである。
それを、熱い目で見つめる輝子は、優子の心情を思っていた。
自分と同じ女として、異常なこの雰囲気の中で晒されている優子の気持ちを思った。
女という肉体と生理を持ち、自分より美しい女が、
数人の男達の前で陵辱されるということを思うと、
何故か(助けて上げたい)と思いながらも、
(もっと陵辱されて欲しい)と思う気持ちが交錯していた。
「起ってここへ来て、足を開け、優子」
静かだが落ち着いた研二郎の言葉が部屋の中で響く。
「はい、ご主人様」
首輪を付けた優子は立ち上がり研二郎の前に来た。
研二郎は優子のくびれた腰を強引に抱き寄せ、指を優子の膣の中に入れる。
(あっ・・)
眼を細め感じる優子を見つめながら、
研二郎は手に持っていたバイブレーターを優子の中にゆっくりと押し込んだ。
亀頭形の先が滑りながら彼女の身体の中に入っていく。
それが優子の膣の根本まで入ったとき、
彼女は目を瞑りブルブルと腰を揺らし悶えた。
興奮した男達は固唾を飲み、優子の悩ましい姿を黙って見ていたが
誰一人として言葉を発する者はいない。
彼等はこの淫獣の美しい姿と、淫らな行為に目を奪われていた、
そして、これから行われるその行為を思いながら、
興奮している彼等の股間のものは勃起し、異様に硬直していたのである。