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襖の向こう
【父娘相姦 官能小説】

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其の温もり-8

「あのっ、小夜」
「えっ、う、うん、何」
「俺、初めてだから、うまく出来ないかもしんないけど・・・」

そう言うと勇志はいきなり立ち上がり、枕の下から避妊具を取り出した。

(連れてきていきなり・・・)

戸惑いはしたが嫌では無かった。すでに経験した友達に、その時はいきなり来るかもよと言われたのを思い出す。

(わ、私・・・しちゃうんだ・・・っ)

喉が焼け付いた様に干上がり、声が出ない。
話したい気分ではあったが頭が真っ白になって、言葉が洪水の如く渦巻いている。
勇志がジーンズと下着を脱ぎ、避妊具の装着を始めるのをずっと見ていた。
緊張のためかなかなかうまくいかず、何度か外しては着けるのを繰り返す。

「ごめん、やっと着けられた」

薄いゴムに包まれた勇志の肉棒に、小夜は目を丸くした。
剥き出しでは無いとはいえ、父親以外の異性の性器を見るのは初めてだった。

「・・・こっち、来いよ」
「あっ、う・・・うん・・・」

勇志に誘われ、足を引き摺る様に床を移動し、ベッドに腰を下ろす。
勇志の手がマフラーにかかり、小夜の首から外してしまった。
恥じらいで小夜の目が潤むのも気付かず、Tシャツを脱がしていく。

小夜はベッドに全裸で寝かされ、勇志に跨られた。
視線の動きで体のどこを見られているのか、想像するだけで顔から火が吹き出そうになる程恥ずかしくなる。

「み、見ないでっ、恥ずかしい・・・っ」

視線に堪えられず思わず本音を洩らしてしまったが、勇志は見るのを止めようとしない。
わざと小夜を困らせているのではなく、初めて生で見る家族以外の異性の裸体に、釘付けになっていたのだ。


「あっ、んんっ?!」


勇志が微かな膨らみに触れると、短い叫び声と共に小夜の上半身が跳ねた。
反応もさることながら、初めて知った柔らかさにじわじわと興奮が高まっていく。
たまらず勇志は淡い桃色の乳首を摘んだ。

「ひぅんっ!!!」

小夜の背中に、鈍い電気の様な感覚が走る。
初めて味わう快感に思考が溶けだす様な錯覚を覚え、お腹の下が熱を帯びていった。

妹とは違い今まで自慰の経験が無く、それにふける余裕すら無かった小夜にとって、
先程から急に強くなりだした花弁の疼きは、消しようの無い苦しみにも思えた。

「小夜のここ、綺麗だな。あんまり、その、生えてなくて、よく見えるっていうか」
「いっ、言わなくていいよぉ。そんなことぉ」

昔から小夜は眉毛もあまり濃くはなく、他の体毛も産毛すらほぼ生えていなかった。
そして妹も体毛は薄めだった。父親に至っては、綺麗に後頭部すら毛根が残っていない。
こんな所も似てるんだな、と思ったと同時に、小夜はまた家族が頭に浮かんだ事に嫌な気分になりそうだった。


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