公衆便所-2
Side/M
公衆便所・・・・
僕が公衆便所になる?
いろんな人に使われて
汚される
蒼介は手早く僕を縛りあげていく。
「んっ・・・は、ぁ・・・」
お尻に紐を通されてぐぃっと引っ張られるとお尻の穴が紐に擦れて声が漏れてしまった。
膝を曲げられてお腹のあたりまで上げられるので息がしずらい。
でも荒くなる呼吸の中にいやらしい空気が混ざっているのに気づいた。
僕、縛られながら感じてる・・・
首に革製で真ん中に穴が開いていて、そこに金属の筒が付いているものをかけられた。
その穴にはお風呂の栓のようなものがついている。
何に使われるのかはわからない。
お尻にはアナルプラグを入れられ緊張と期待と興奮が入り混じった思いが心を満たしていく。
普通の生活では味わうことのない充実感だ。
「これから実沙希という公衆便所を使いにたくさんの人が来る。心をこめて処理するんだ」
僕を使いに・・・
たくさんの人がくる
僕公衆便所として
使われるんだ
蒼介は頭を優しく撫でて出ていった。
とうとう一人ぼっちになった僕は、通常の利用者の足音にも反応してお尻に入ったプラグを締め付けてしまっていた。
いつ
どんな人に
どんなことをされるんだろう
しばらくすると遠くから二人の男の声が聞こえてきた。
「ここかな・・・」
スニーカーのような足音が僕の個室の前で止まった。
静かに扉が開いていく。
薄暗い蛍光灯の下に大学生くらいの若者二人の驚いた顔が見えた。
「うわっ・・・すげぇ」
「ほんとにいる」
「写真より可愛いじゃん」
「これなら俺いけるわ」
物珍しいものを見るようにジロジロと僕を見ている。
その蔑んだような視線がたまらない。
「これなんだろう」
首にかかってるものを手でカチャカチャと動かす。
「ああ。これ口を開きっぱなしにしとくマスクだろ」
答えた方がその金属の筒を僕の口に入れようとしたので咄嗟に僕は声を出した。
「あっ・・・あの・・・実沙希を、ご自由に・・・お使いください・・・」
突然声を発した僕に驚いて二人は顔を見合わせたがすぐににやりと笑い、マスクを口に取り付けた。