留守番の夜-10
意識があるのか無いのか、くったりとして荒い息をつぐ妹の頬を、ぺちぺち、と叩いてやってから、一度キスを落とす。
「亜紀子?だいじょぶか?」
「ん…」
なんとか目を上げる妹に笑いかけながら、言葉を継ぎ、両手で自分のモノを取り出していく。
「平気か?まだ、これからなんだけど?」
一瞬、?の顔をした亜紀子は、ぎんぎんのオーラを放つ兄のモノに気付き、パッと顔をふせた。
耳は、見たこともないほど、真っ赤だ。
またイジワル心の芽生えてきた貴哉は、妹のアゴに指をかけ、くぃっと上向かせる。
目の泳ぐ亜紀子の顔を一撫でし、その手で頭を持って固定してから、腰を近づけていく。
調子に乗って、貴哉は、ふるふると震えながら、だんだんと涙目になっていく妹の顔に、熱くいきり立ったモノを、ぐっ…と押し付けた。
「ね、舐めてくんない?」
先程までの甘い愛撫が嘘のように、冷たい声を出す。
でも亜紀子の顔は、イヤそうではなく恥ずかしがっているようで、貴哉はその表情にまた興奮し、先端からは、ぬるっ…とした液体が漏れてきた。
「亜紀子、さっきオレの指、キモチ良かっただろ?
このデカイのぶち込んで、またイかしてやるよ。
ホラ、そのカワイイお口で舐めてみな」
亜紀子は、声は冷たいけれど、熱い兄の瞳から、ちらりと自分の目の前のモノに、目を移動させた。
その瞬間、とろりとした表情になり、もう一度兄を見上げると、その瞳をふせ、恐る恐るというように口を開いていった。