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女刑事‐石宮叶那
【OL/お姉さん 官能小説】

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女刑事‐石宮叶那‐ラスト-4

「姉貴が病院に担ぎ込まれた!!」
次の日の朝…優衣は携帯から流れてくる恭の泣きそうな声を聞いた。
学校をサボり病院に急ぐ優衣。
病院のエントランスで恭と落ち合った。
「お姉さんの容態は?」
息を切らせながら優衣が恭に尋ねる。
「わかんないよ…俺も今来たトコだもん…」
恭もいつになく取り乱していて今にも泣き出しそうだった。

叶那は病院の個室に収容さているとの事だった。
「恭…アレ…」
慌てて叶那の個室の前まで来た二人。
優衣は震える指で病室のドアにかかった面会謝絶の札を指差した。
「あ…姉貴!!」
真っ青な顔になった恭がドアを開けた。
「!!」
「!!!」
「!?」
「!!?」
恭と優衣…そして叶那と信吾。
それぞれの目が点になる。
病室のベットの上では裸で腕と脇腹に包帯を巻いた叶那と信吾が抱きあって熱いくちづけを交わしている真っ最中だった。
「な…な…なにやってんだよ!!」
恭はほっとしながらも驚きの為、声を荒げた。
「め…面会謝絶の札がかかってたでしょ!」
顔を真っ赤にした叶那も恭に向かって声を荒げた。
「と…兎に角…元気そうで良かったじゃない…」
目のやり場に困っている優衣が恭の腕を引っ張った。
そして恭は自分の目の前の姉貴が全裸でいる事に対して遅ればせながら顔を赤らめだした。
信吾は信吾でバツが悪そうに笑いながら頭をかいている。
「ま…まぁ…無事で良かった…」
恭は叶那の裸体に背中を向けるとボッソと呟いた。
「ありがとう…恭…優衣ちゃん」
叶那はニッコリと微笑むと信吾の手を握りながら二人の背中に声をかけた。



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