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『武骨くんと鎖骨ちゃん』
【フェチ/マニア 官能小説】

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『武骨くんと鎖骨ちゃん』-11

目の前で糸を引くように指を開くと、李湖の身体はおののくように震えた。
そして従順に、トレーナーとタンクトップをたくし上げる。
ブラをずらすと、ふるん、と胸が揺れた。

「…っく、ん!」

ぬる、と先端に円を描くと、李湖はのどをのけ反らして喜ぶ。
ずらしただけのブラに押されて、ひしゃげた胸がいやらしい。

「…へーえ、李湖、お前、けっこう女っぽいブラしてんのな?
レースひらひらの白とは…」

思いがけない発見に気を良くして、くるくると突起を弄ぶ。
空いた手で片方の胸を、こちらは強くわしづかみにしてやった。

「んあぁっ、はぅっ!」

やはり強烈な刺激が嬉しい李湖は、たまらなくなって、両胸をいじられたまま、ジャージのズボンに手をかけた。
一瞬ためらうが、パンツも一緒に、ずるっと下げてしまう。
その瞬間に乳首が強く押し付けられて、目の奥がちかちかした。

「…こっちも。
ねぇ、お願い…こっちも、して」

片足を持ち上げて、淫らなポーズを取る。
恥ずかしさに目がうるんで、耳まで真っ赤。
しかし本能が、欲望に忠実にねだってみろ、と教えてくれている。

洸太郎は、李湖のあまりの痴態に言葉が出ず、乾きはじめた指を自分の口に持って行って、更に唾液を絡めた。
瞳を合わせたままなので、その仕草にも李湖が欲情したのが分かる。

李湖の目が、濡れて光る指を追って行く。
核心に近付くにつれて、切羽詰まるような李湖の表情に期待を読み取って、洸太郎は嬉しくなった。

10cm…8cm…5cm…
距離を縮めると、心なしか暖かさを感じる。
…2cm…1cm…
指を止めた。


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