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『武骨くんと鎖骨ちゃん』
【フェチ/マニア 官能小説】

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『武骨くんと鎖骨ちゃん』-10

「…ください。
その指で、もっといっぱい、…気持ちぃコト、ください…!」

無意識の敬語と涙目で、必死に懇願する。
こんな劣情は初めてで、どうしたら良いか分からない。

そんな李湖を見て、洸太郎は更にもったいなさを覚える。
…次は、どんな顔をするのか。
…どこまで自分を求めてくるか?
…いっそのこと、壊してしまえば、おれのモノに…

「ほら…くわえて?
好きなんだろ、このゴツイの。

…くくっ、舌で、捕まえてみな?」

またもや指を二本、口に突っ込むと、絡みついてくる舌を逃れて、熱い口内を好き放題に蹂躙する。
のどの奥をくすぐり、上あごを撫で、舌を摘まんだかと思うと、くるっとかわす。
涙を流しながらも、無心で指に追いすがっている顔が、いやらしくて可愛い。

「おれの指ね、形悪りぃけど、確かに器用なんだよね。
ほら、これ、のどちんこでしょ?
ふふっ、苦しい?李湖?」

さすがに、ぐげっと嫌な声をあげた李湖に、もう放してあげようね、と、指を抜く。
ねちゃ、と音を立てて、唾液がたっぷり付いた指が現れた。

「…くっ、はぁっ…けほっ…」

荒い息をつぐ李湖の情欲を、更に煽るような言葉をかける。

「しっかり濡らしたね…
にゅるにゅるのこの指で、触ってほしいとこ、どこ?
自分で脱いで出してみ?」



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