最後の仕上げ-1
◇ 最後の仕上げ
Side/S
実沙希が気を失ったのを確認すると、今日の最終目的に向かって準備を始めた。
荷物から200ccのグラスシリンダーを取り出し風呂場で軽く洗う。
洗面器にたっぷりとぬるま湯を入れてベッドへと戻った。
「これから実沙希が壊れている姿をたっぷり見させてもらうよ」
ガラスシリンダーを優しく撫でてゆっくりとピストンを引く。
しゅーーーっとお湯が入り冷たかったシリンダーが温まっていくのが手に伝わってくる。
先端を少し上に傾けて空気を入れてお湯がこぼれないように慎重に実沙希のアナルへと挿入した。
一本目はすんなりと飲み込んでいったが、2本目の途中辺りから段々と内側からの圧力が強くかかって入りにくくなってきた。
それでもゆっくりゆっくりとシリンダーを押すと少しずつお湯が減っていき、とうとう2本分400ccの液体が実沙希のお腹を満たした。
「今回はこれくらいかな。最後は人間の限界を超える量を入れられるようにしてあげるからね」
柔らかいお尻に優しくキスをして、アナルストッパーをグッとアナルに打ち込むと実沙希の体にあるロープを全て解いた。
一緒に横に寝そべって実沙希の頭を撫でる。
汗で少ししっとりしているが、それでも細い髪の毛は手に心地よく滑る。
さっきまでの喘ぎ叫ぶ姿とは打って変わって、天使のように穏やかな顔で寝る実沙希。
これから起こる屈辱に耐えられるのか少し不安になって胸がちくりと痛んだ。
いままでも同じようなことを何人にもしてきたけれど
こんな感情は初めてだ。
のめりこんでしまっているのは自分なんだろうな。
初めて経験する自分の変化に戸惑っていると、実沙希が目を覚ました。
声が枯れて可愛い声がしわがれてしまっていて罪悪感に苛まれた。
腹部の異変に気付かれないように実沙希をお姫様抱っこして風呂場まで連れて行く。
様々な体液で汚れた体を優しく荒い流し、付いてしまったロープの跡を揉み解す。
緊縛は、強制的に無理な態勢で拘束するので体の負担が大きい。
しばらく労わるように関節を揉んでいると、緊張が解けて緩んでいた実沙希の表情がしだいに歪んでいくのが見えた。
「んっ・・・いた・・・・いたたたた」
派手に音を立てているお腹を抱えて床にぺたんと座り込んでしまった。
そろそろ効いてきたようだ。
実沙希は全身に冷や汗をかきながら僕に向かって不安な視線を送ってくる。
アナルストッパーで栓をしてあることを伝えると、少し安心したような顔になったがそれも襲い来る腹痛にすぐにかき消された
「はっ、はっ、ふ・・んんん。トイレ、トイレに、行きたい・・・・です」
僕はガタガタと震える実沙希を無理矢理立たせあの屈辱的な個室へと導いた。