雨の季節-5
「僕はずっと心配してたのに、母さんはいつブラジャーしてないのか気付くか試してたの」
「・・・・・・」
「答えないのならこっちの方に聞いてあげるね」
乳首をねぶる様に愛撫しながら母さんの表情の変化を観察した。
母さんが普段何を考えているのか大体は分かるつもりだけど、それでも深い部分までは読み取れない。
体を求めて誘惑してたのか、或いは僕に振り向いて欲しかったのか、別の理由か。
「触ったばかりなのにこりこりしてるね。見られてると思って、感じてたんでしょう」
「そうだって言ったら、どうするの・・・?」
「そっか、当たりか。嬉しいな」
何れにせよ・・・母さんはこうする事でしか僕に甘えられないんだ。
僕の呼び掛けにちゃんとした反応を見せてくれるのは、この時しか無いんだから・・・
幸せだよ。少なくとも今日一日生きてきて、今が一番満たされてるんだ。
「んはぁ・・・あう、乳首ぃ・・・くにゅくにゅ、しすぎぃ・・・!」
僕の手の中で堅さを増していく母さんのピンク色の蕾。
弾いてもすぐに元の位置に戻って、なんだか面白い。年齢のわりに弾力がある。
面白いのは母さんの悶える顔だ、いや口から垂れた涎も見ていると楽しめる。
いつしか僕は煩い筈の雨が気にならなくなっていた。母さんも、そうだといいな。
勝手に降り続ければいい、いくら僕と母さんを苦しめようが、この時間だけは邪魔できないんだ。
母さんだけを見ていればいい
僕が守らなきゃないのは、母さんだけなんだよ
僕達にはもう父親は傍に居ない。
やっと・・・二人だけの場所を作れたんだ。母さんは誰にも渡しはしない・・・
「もぉ、定彦ばっかりずるいよ、私にも、させてぇ」
母さんは僕のくたびれたジーパンを脱がし、パンツのスリットから肉棒を取り出した。
先端から滲み出ている透明の液体を指で掬い、どこまで伸びるか確かめている。
「挿入(い)れちゃう、わよ・・・?」
僕の返事も了承も聞かず、裸になった下半身をそこに近付けていく。
割れ目に自ら当てて腹についた手で腰を支えながら、ゆっくりと入り口に挿入して・・・
「うあぁあ・・・母さぁん・・・!」
キスと胸揉みくらいしかしていないのに、中の柔らかい肉が絡み付いて僕のを飲み込んでいく。
腰を揺らすとそれに呼応して肉棒を締め付け、千切れそうな激しい痛みを与えてきた。
「くうっああっ!!母さんっ、くはぁぁぁぁ!!」
でも、それと同時に、とんでもなく気持ち良かった。
母さんの事しか考えてなかったけど・・・もう、これで、本当に母さんしか見えなくなりそうだ。
ゆっさゆっさと揺れる乳房よりも早く、より激しく腰を揺らして肉棒を締め上げてくる。