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雨の季節
【母子相姦 官能小説】

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雨の季節-1

(おとうさぁぁぁぁん!おとうさぁぁぁぁん!)


車体の真上から巨大な岩が落ちて潰され、無惨な塊となったバス。
救急隊員や警察官が慌ただしく動き回る中を、必死に声を張り上げながら、父親を捜す男の子。
自分より頭数個分も高い大人達の柱の様な足を必死に避けながら、泣くのを堪えて捜している。


無駄だよ、もう父親は帰ってこない。
だからいくら探しても無駄だ。それでも君は・・・探し続けるのか?

こんな夢、果たして見るのは何回目だろう。もう数えるのも止めちまったから、分からない。

(どこー?!出てきてよ、おとうさん!)

もうすぐ君は見る事になる。
布に包まれた、父親¨だったもの¨を・・・


・・・この子は、僕だ。

早く醒めてくれ。
見飽きてるんだよ、もう。
いくら見たところで目が覚めたら父親が傍にいるわけじゃないんだから−


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

目を開けると、湿った空気の匂いが鼻に入ってきた。
今みたいな雨の季節によく嗅ぐ匂いだ。

(・・・何回嗅いでも嫌な匂いだな)

嫌いな匂いだ。
大好きな人を、あんなにさせたから・・・

胸騒ぎがする。
もしかして、あの人の身に何かあったんじゃないだろうか。

いつもこの夢を見るときは決まって、あの人に何かあった。だから・・・

先生が引き止める声も聞かず教室を飛び出し、駐輪場のバイクに跨りエンジンをかけた。

(くそっ。邪魔するな)

近くの公園の角を曲がったところでいきなり信号に足止めされてしまう。
なんだってこんな時に、邪魔しないでくれ。
止めたくはないが仕方なくブレーキを握り、青に変わるのを待った。

(・・・考え過ぎだ。あの事故より不幸な事なんてそうそう起こりはしない)

不安を和らげる為に考えを逸らすけど、なかなか思う様に落ち着かなかった。
バイクを飛ばせば15分も無い、短い距離だ、もう少しの辛抱だ。
きっとあの人は待ってる。僕が無事に帰ってくるのを。信じるんだ。
だから・・・大丈夫だ。


青になった瞬間、不安を振り切る様にアクセルを捻った。



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