実の兄と交わりたい-4
私も兄も、それぞれ胸を大きく上下させながら荒い息を整えた。
潤んだ眼でじっと見詰め合う。
裸でふたりきり…もう、絶対に邪魔は入らない。お互いの気持ちも、欲望も確かめ合った。
これから本番だ…実の兄妹が近親相姦をする。
好きなのだから仕方がない。誰も止められないし、誰の許しも要らない。
兄と私、ふたりだけの秘密だ。
体を拭いたバスタオルをそのまま体に巻きつけただけの姿で、私はベッドに向かった。
やや光を薄暗くしたベッドの上で、先に出た兄が何かゴソゴソしている様子が見えた。何をしているかはすぐに察しがついた。
「お兄ちゃん、それ、はめなくていい。…そのまましようよ」
「え?…。でも生でやったらマズイよ。俺、きっと真知の中で終わってしまうし…」
兄は続けて言った。
「いや、せっかくだから外に出したくない。お前の中で終わりたいんだ」。
「そのまま中で終わってもいいよ。…私、今日は安全日だから」
…そう言ったが、嘘だった。安全日どころかむしろ危険日といっても良い時期だった。
(もし妊娠したら、それはその時のこと。いや、むしろふたり目の子どもが兄との間の子だったらどんなに嬉しいだろう。そうなっても自分ひとりの胸にしまっておけばいい)
頭の中ではそう考えていた。
「中に出して。…私、お兄ちゃんの精液が欲しい!」
本音だった。
私はバスタオルをはずした。
掛け布団を押しやり、全裸でベッドの上に仰向けになる。足も拡げた。
「…お兄ちゃん、きて」
兄もガウンを脱ぎ、丸裸で私に覆いかぶさってきた。
さきほどの興奮がまたすぐに蘇ってくる。
兄は手で私の顔を挟むと唇を重ねてきた。
舌をからめ、吸う、ディープなキスを受けながら、私は全身の力を抜いた。
兄は無防備の私の体を思うさまにむさぼった。
私の両手を上に投げ出すようにする。そして、乳房を揉み上げ、乳頭を口に含んで舌でころがすように舐める。両の腋にも唇を這わせた。太腿や尻、下腹部にも愛撫を加えてくる。
やがて、兄は私の両股を大きく拡げて、その間に自分の体を割り入れた。
(あぁっ、私は今、実の兄に体を開いている)
私は喘ぎながら、期待に胸を震わせた。
熱い膣の中に入ってきたのは、兄の舌だった。
兄は私の股間に顔を埋め、会陰全体を口で塞いだ。そして舌を使って舐め回してきた。
(あぁ、嬉しい。…気持ちいい、気持ちいい)
「う…くはぁっ」
思わず声を出してしまう。
兄は親指で私のクリトリスを刺激しながら、舌を強く挿し入れてくる。
そして、溢れ出る愛液を兄は何度も吸い上げた。
「…ひっ、いぃ!…いい、いい、いぃっ、お兄ちゃん!…いぃっ」
私は悶えながら腰を浮かす。
「真知、入れるぞ」
悶える私の耳に、兄の声が聞こえた。
(あぁ、…くる。…お兄ちゃんが入ってくる)
私の女の入り口に兄の亀頭があてがわれるのが分かった。
膣を押し広げるようにして肉棒の先端が入ってくる。