枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-45
「んっんっ、んぅ……は、はいってくる〜……、いや〜、武彦、ごめん、ごめんね……」
長いため息を吐きながら、さつきはそれを咥え込む。
「なあに、武彦だって今頃良子とよろしくやってるさ……、それより、さつきちゃんのマンコ、すげえ締まる。全然いいわ。すげーいい。良子よりもずっといいわ!」
「た、竹川先輩が? なんで、そんなこと……」
武彦は今頃良子をアパートに送り届け、別れて……?
良子はそれなりの体つき。顔もそこそこで、男受けする感じの人。胸元を強調した服を着て、短めのスカートを穿いてはそれを恥ずかしそうに隠すところ。飲み会では乱れるままに武彦や他の男子にしなだれかかる。同性からはあまりよく思われない人。
もし、良子が武彦を誘惑したら?
――ありえない! 武彦はあたしの彼氏なんだもん!
「おっ、おっ、おっ? なんか、かなり締め付けがよくなってきた……うお、絞られる!」
良子には負けまいと、さつきはシーツに手をふんばらせ、腰を自ら押し付け始める。
「うほお、さつきちゃん、かなり積極的だね! まじでエロエロなん?」
「違います! そんなんじゃありません。先輩が、あたしのエッチな写真で脅してくるから、だからです!」
もしかしたら。
その気持ちがさつきの中に黒いモノをはびこらせる。
良子は今頃武彦と……。
「くおう! ああ、そうだ。さつきちゃんのこと、写メで脅すんだ。だから、これは、しょうがないんだよな。浮気とかじゃないさ!」
「そ、そうです。これは、しょうがないんです!」
「さつきちゃんのマンコ、俺の精液便所だから! このまま!」
「あ、ん、そんなこと、それは……」
「良子も俺の精液便所だったけど、さつきちゃんは、もっといい便所だ!」
「そ、そんなこと、言われても、嬉しく……ないです……」
しかし、言葉とは裏腹に、膣がきゅんとしまるのがわかる。それと同時に夏雄のが一段と激しく震えだし……。
「うお、出る! 出すよ! さつきちゃん! まじで、出るわ!」
「いや、やめて、出さないで、さつきのまんこ、白いおしっこださないで〜〜!!」
びゅびゅっと熱いものが膣の中に吐き出される。それは二度目なのに、全然勢いが弱くなく、彼女にその存在感を伝えようとしていた。
「あ、熱いおしっこ! いや、すごい! すごいのぉ〜!!」
さつきの脳裏もまた、黄ばんだ白で多い尽くされ、飲みすぎたアルコールと疲れのせいか、暗転後、眠りへと落ちていった……。
**――**
頭が痛い。その理由は何もアルコールのせいだけではないはずだ。
隣で寝ている男が原因だ。
いまも気持ちよさそうに横になっており、腕を枕にさせてもらっている。
――あたし、なんてことを……。
急に怖くなったさつきは立ち上がり、服も着ずに夏雄の携帯を探す。
機種の違うそれは使いかたがよくわからないが、適当に弄っていると、例の卑猥な画像が見つかった。
トイレでひな座りをしている自分。バイト先の制服を着て、白い液をかけられている自分は卑猥そのもので、他にだらしなくお尻を向け、指を入れられているものもあった。
さつきはそれらを根こそぎ削除すると、今度はお風呂へ向かう。
昨日出されたであろう膣内部に残る精液を洗い流すため……。