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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉
【レイプ 官能小説】

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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-44

**――**

 惚けていたとき、シャッターの音がした。夏雄が携帯を弄っていたのを覚えている。
 その後、彼はさつきを残し、お風呂場へと行ったようで、水の音がした。
 それが終った頃、さつきも立ち上がり、トイレを出る。すると髪を拭く夏雄が居り、「さつきちゃんもシャワー浴びたら?」と、まるで自分の家のように言う。
 さつきは無言で彼の見ている前で服を脱ぎ、シャワーを浴びに行った。

 お風呂を出たあと、制服を再び洗濯機に入れる。深夜であることもかまわずにスイッチを入れ、携帯を取り出し、バイト仲間にメールを入れる。
 制服を汚してしまい、明日のバイトに間に合わない。申し訳ないがシフトを変えて欲しい。
 送信。
 しばらくすると、深夜であるにも関わらず、返信が来る。
 了解しました。そんじゃ金曜日の朝、代わってね。
 ありがとう。
 送信。
 さつきは携帯を畳み、冷蔵庫の上に置く。
 いつか飲もうと思っていたカクテル系の缶を取り出し、一息にごくごくと飲み始める。
 乾いた喉を潤すそれは、グレープフルーツのさわやかなもの。まとわり着くようなアルコールに一息ついたあと、素っ裸のまま居間に戻る。
 電気は豆電球が一つあるだけだが、自分の部屋だから問題ない。ベッドのほうへ行く。
「出て行ってください」
 さつきの言葉にも夏雄は動じる様子もなく、携帯を弄っているだけ。
「警察呼びますよ」
「怖いなあ。でも、その前にみんなにこの写メが送信されるけど、いいの?」
 嘲りのような夏雄の声に、さつきは一度口を外す。
「消して……ください……」
「なら、わかるだろ? 咥えろよ」
 夏雄は陰茎をにょきっと起たせると、ぶんぶんと上下に動かす。
 さつきは無言のまま再び彼のモノを口に含むと、じゅぶじゅぷと音を立て、それをしゃぶる……。
「さつきちゃんはフェラ下手だね……。これじゃイクまでに風邪ひいちゃうよ……」
 夏雄はそう言うと、彼女の肩をひっぱる。その誘導にしたがって動くと、彼の顔に股間を乗せるという恥ずかしい恰好をさせられてしまう。
「ん、先輩……いや……」
 口ではそういうが、夏雄による陰唇へのキスは全身に甘い刺激を与え、差し込まれる舌にいたっては、身体をとろけさせるような感覚を与えられてしまう。
「うぅん、あん……くぅ……」
 声を抑えようにも上ずってしまう。さらに割れ目の上で皮に篭っていたものを撫でられ、耐え切れずに媚びた喘ぎ声をあげる。
「いくっ!」
 その刺激があまりに突然で、強すぎたせいか、さつきはがくっと身体から力を抜いてしまい、そのまま夏雄に覆いかぶさる。
「ぶは! お、おいおいさつきちゃん、俺を窒息させる気か!」
 さつきは夏雄の陰茎をがっちりと握っており、返す言葉が無い。
「すみません。けど……」
「しょうがない、もっとやさしくね……」
 そういって夏雄は指をちゅぱっと舐め、唾液に塗れた指先で丁寧に陰核をなで始める。
「ん、なんか、ひゃぅ! くす、くすぐったい……あひゃ、あん、いや、やめて! やめてぇ〜……」
 ――やだ、すごいよ。すごい、すごい気持ちいい!!
 さつきも負けじと彼のものにしゃぶりつくが、テクニックの無い彼女の愛撫では夏雄に快楽を与えることができそうにない。ただひたすら愛おしそうにキスをして、吸い付こうと必死だった。
「はぁはぁ、さつきちゃん、もうそろそろ気持ちよくなろうか?」
「いや、あたし、武彦がいるの。だから、おねがいします、これ以上、これ以上しないでください……」
 涙ながらに懇願するも、その舌は溢れてくる蜜を啜り、おいしそうにちゅぱちゅぱと音を立てる。
 またがっていたさつきをどかし、ベッドに横にさせる。
 夏雄はその背後から忍び寄り、お尻を抱きしめ、十分に濡れているそれにぐいぐいと差し込んでいく。


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