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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉
【レイプ 官能小説】

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枯れ落ちる葉、朱に染まる紅葉-40

「あ、もう帰るんですね。それじゃあたしトイレに行きますんで……」
 自然を装い、不自然な言動なさつきは、夏雄に背を向けてトイレに走る。
 しかし、
「待て!」
 フローリングの床を蹴る音がしたあと、肩が捕まれる。
「嫌!」
 逃げようにも相手はスポーツマン。その腕力は強く、さらに腕を捕まれ、引き寄せられる。
「な、何をするんですか……!」
「何もしねーよ」
「嘘! なんで掴むんですか!」
「さつきちゃんが逃げるからだろ!」
「トイレに行くだけです!」
「嘘つけ!」
「ホントです! それより先輩こそ、早く帰ったらどうです? さっき約束したでしょ!」
「俺もトイレに行くんだ!」
「それじゃ、先に行ってくださいよ!」
「いやいや、さつきちゃんと一緒に入るよ!」
「なにを言ってるんですか! 人を呼びますよ……んむっ!」
 振り返ったところで、いきなり唇を押し付けられる。
 一瞬呼吸が止まり、目が上下左右とせわしなく動く。唇はぐっと閉じているが、隙間を生暖かいものがにゅりにゅりと蠢き、その気持ち悪さから思わず開けてしまう。
「ん、ぐ、ちゅぅ……あぐ、んむ……」
 顎に手を添えられ、そのまま無理やり開かれる。
 そして、アルコール臭い息とともに、夏雄の舌が入ってくる。
「んぅ、んんんっ〜!」
 抵抗しようにも相手はかなりの巨体。押し返そうにもそれは出来ない。
 ――嫌、あたし、キス、初めてなのに!
 心の中で悲痛な叫びをあげると、そのまま涙となって流れ出る。そして、その絶望感が、彼女の身体から力を奪う。
「んぅ、ちゅ、ちゅぷ……んふ、べろ、ちゅ……」
 抵抗がなくなったのをよいことに、夏雄は彼女の口腔内、唇を容赦なく蹂躙し、唾液を啜り、注ぎ込んでくる。
 さつきがそれを飲み込んだところでその身体を一旦離す。
「うう、酷い……」
 泣き崩れるさつきだが、夏雄は彼女を無理やり立たせると、トイレのドアを開けて中へ促す。
「な、何をする気なんですか……」
 狭い密室に押し込まれたさつきは不安気な声を上げる。
 助けを呼ぶにしても、今の時間帯で来てくれる人が居るのだろうか? トイレは窓がしまっており、どう叫んだところでかなり遮られるだろう。
「なにって、さつきちゃん、トイレに行くつもりだったんでしょ? おしっこ? それとも大きいほう?」
「嫌です、出て行ってください……」
「ほらほら、脱がないとパンツが汚れちゃうよ……」
 さつきが必死に抵抗するも夏雄は聞く耳を持たず、無理やり彼女をくの字にさせると、スカートを捲り上げ、ショーツを下ろし始める。
「や、いや、やめて……やめて……」
 叫びたいのに嗚咽がそれをさせない。ずりずりと無常におろされているショーツは、直ぐに膝下にたどり着き、交互に片足を上げさせられて、そのまま取り上げられる。
「ほら、座りなよ……」
 振り向かされたあと、肩を捕まれる。夏雄は力んだようすで鼻息を荒くしている。
「先輩、やめて、やめてください……」
「さつきちゃんがおしっこしないと、俺がつかえないでしょ? それとも一緒にする?」
「そんな……」
 話どころか理屈も通らない相手に、さつきはなすすべなく便座に座らせられる。
「うぅ……うっ!?」
 間の悪いことに尿意が訪れる。飲み会でしこたま飲んだビールのせいだろう。それは下腹部に尋常ならざる我慢を強いてくる。
「せ、先輩、見ないで……ください……」
 この際排尿の音は聞かれてもしょうがない。だが、用をたすところは乙女の恥じらい。見られるわけにはいかない。
「どうしたの? おなか痛いの?」
 しかし夏雄はお構い無しにさつきの下腹部をさすり、さらには敏感であろう陰毛の近くまでさすり始める。


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